障害者支援機器の未来を切り拓く交流会
今年、東京で開催される「ニーズ・シーズマッチング交流会2025」は、障害者支援機器の開発と普及を促進するための重要なイベントです。主催するのは公益財団法人テクノエイド協会で、開催日は12月18日から20日までの3日間。この交流会では、障害者の自立を支援するために必要な、使う人の声を反映した支援機器の開発が注目されます。
交流会には、昨年も77社の企業や9つの当事者団体が参加し、約570名の来場者が集まりました。来場者は試作機を直接触り、意見交換を行うことで、現場のニーズを反映した製品づくりを実現しています。その結果、多くの実践的な成果が生まれ、特に試作機のブラッシュアップとモニター希望者との出会いが評価されています。昨年度の参加者からは「開発に向けた第一歩が踏み出せた」との声も届いています。
本交流会の目的と内容
本交流会の主な目的は、障害当事者やその支援者の“ニーズ”と、企業や研究者が持つ“シーズ(技術)”を結びつけることです。これにより、実用的な支援機器の開発を促進し、初期段階から現場の声を反映できるようにします。
会場では、試作機の体験、意見交換、モニター評価などが行われ、開発者と当事者が直接コミュニケーションを取る貴重な機会を提供します。また、基調講演や関連企画も開催予定です。具体的なイベントのスケジュールは以下の通りです。
- - 開催日時: 令和7年12月18日(木)〜20日(土)
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初日: 13:00~17:00
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最終日: 10:00~16:00
- - 場所: 東京都立産業貿易センター浜松町館(3階展示室)
- 住所: 〒105-7501 東京都港区海岸1-7-1 東京ポートシティ竹芝
- アクセス: JR「浜松町」駅北口から徒歩5分、ゆりかもめ「竹芝」駅から徒歩2分、都営浅草線・大江戸線「大門」駅から徒歩7分
出展について
出展は障害者支援機器に関連する企業や団体が対象で、事前申込と審査が必要です。参加費は無料ですが、出展にかかる駐車料金や搬出入の費用は各自負担となります。
来場者は障害者支援機器に興味がある方なら誰でも参加可能です。出展機器や最新情報は、テクノエイド協会のSNSでも随時発信されています。
主催者情報
この交流会の主催は公益財団法人テクノエイド協会で、理事長の大橋謙策氏が代表を務めています。協会は福祉用具に関する事業や補聴器、義肢装具士国家試験等に関する事業に取り組んでいます。
【お問い合わせ】
障害者支援機器の未来を共同で探求し、より良い社会を実現するための「ニーズ・シーズマッチング交流会2025」に、あなたもぜひ参加しましょう。新たな可能性を見出す絶好のチャンスです。