不正検知AI実証実験
2021-02-08 11:00:06

三菱電機とシンプレクスが不正検知AIソリューションの実証実験を開始

近年、リモートワークが一般化する中、企業は新たな情報漏洩リスクに直面しています。特に、家庭で作業する従業員に関して、スマートフォンを使った業務画面の撮影や第三者による情報流出が懸念されています。このような課題に対処するため、三菱電機インフォメーションシステムズ(MDIS)とシンプレクスが協力し、新しいAI技術を用いた不正検知ソリューションの実証実験を始めました。このソリューションは、シンプレクスグループのAI企業であるDeep Perceptによって開発され、特許も出願中です。

実証実験の目的


今回の実証実験では、金融機関のコンタクトセンターでの使用を想定しています。このフィールドは新型コロナウイルス感染症の影響で特にリモートワークが進んでおり、その分情報セキュリティに対するニーズも高まっています。MDISは、実験を通じて様々な業務環境において本ソリューションが効果的に機能することを確認し、展開を目指しています。実験後には、両社が共同でプロモーションを行い、2021年4月から金融機関を中心としたサービスの提供を予定しています。

Deep Percept for remote work の特徴


この不正検知AIソリューションは、次のような特徴を持っています。まず、AIを搭載した認証機能によって、盗撮や覗き見を検知します。従業員や第三者による個人情報の盗撮を識別することで、情報流出を未然に防ぐことが可能となります。次に、異常検知に関する制御設定がリモートで可能です。管理者は、異常検知に関する各種設定を簡単に調整でき、従業員のプライバシーも守りながら業務モニタリングを行います。さらに、モーション分析エンジンを搭載し、一瞬の動きだけではなく、前後の動作を分析することで、適切な業務モニタリングを実現します。

企業の取り組み


MDISは、金融機関や製造業、流通業などのシステム事業を推進するリーディングサービスインテグレーターとして、各種ITサービス事業を展開しています。また、シンプレクスはフィンテックソリューションを提供し、デジタルトランスフォーメーション(DX)を支援しています。両社は今後も安心して在宅勤務ができる環境を整え、不正検知AIソリューションの実用化に向けた取り組みを加速させていく方針です。

お問い合わせ


本ソリューションに関する詳細や、導入に関するお問い合わせは、三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社の金融第二事業部へ、またはシンプレクス株式会社のクロス・フロンティア ディビジョン セールスグループまでお気軽にご連絡ください。

このように、現代の新しい働き方に対応したテクノロジーが進化しており、企業のセキュリティ強化にも寄与しています。今後の展開が期待されます。

会社情報

会社名
三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社
住所
東京都港区三田3-5-19東京三田ガーデンタワー 4階
電話番号
03-5445-7500

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