食べチョクがHOタテ・ナマコを送料無料で提供する新プログラムを開始

食べチョクが新たな送料無料プログラムを始動！

産直通販サイトの「食べチョク」を運営する株式会社ビビッドガーデンが、2025年8月7日からホタテとナマコの対象商品を送料無料で提供するプログラム「#ホタテ・ナマコを食べて応援」を開始することを発表しました。この取り組みは、2023年8月に始まったALPS処理水の海洋放出による影響を受けた漁業者の支援を目的としています。

プログラムの背景と目的

2023年8月24日にALPS処理水の放出が開始された後、漁業者に対して早くも大きな影響が生じていることがわかりました。実施したアンケートによると、回答者の6割以上が「影響を受けている」か「今後影響が出る可能性がある」と認識しており、特に中国による日本産水産物の輸入禁止が懸念されています。このため、食べチョクは漁業者の販路拡大と風評被害の軽減を図るために新たな取り組みをすることにしたのです。

消費者の不安も影響

消費者調査では、59.8%が漁業者への風評被害を懸念しており、41.1%は食材の安全性を心配していると回答しました。このデータからもわかるように、消費者の間でも風評被害に対する関心は高まっています。

これまでの取り組みと今後の展開

食べチョクは、2023年8月25日より影響を受けた漁業者への早期入金などの支援を実施し、「#魚介を食べて応援」として1回の注文ごとに500円を負担するプログラムを行ってきました。また、2024年からは経済産業省の支援により「#ホタテを食べて応援」というプログラムも展開しています。

2025年にはホタテとナマコの送料無料プログラムを新たに開始し、漁業者に対するさらなる支援を行う予定です。また、ホタテの生産現場では近年猛暑による影響で稚貝が大量死するなど深刻な事態が発生しており、食べチョクは生産者や生産地域の情報を消費者に提供することで、安全性を確保し、漁業者の経営環境を守る取り組みを続けています。