環境に優しい深谷ねぎの新たな利用法
埼玉県深谷市が誇る特産品、深谷ねぎ。この深谷ねぎを使った新たな取り組みとして「アップサイクルカトラリー」が登場します。香ばしい香りを持ちながらも、食後には少し「ねぎくささ」を感じるかもしれないユニークなフォークが販売されます。2025年3月17日から、深谷テラスパークやRELOCA BASE FUKAYA OAK、PHI selectionで手に入れることができます。
PHI株式会社の役割
商品を手掛けるのはPHI株式会社(代表:繁田知延)。同社は、公益財団法人 埼玉県産業振興公社のサーキュラーエコノミー推進事業の補助金を受けて、地域資源循環をテーマとした「深谷モデル」の構築に取り組んでいます。本プロジェクトでは、未利用資源として扱われていた「規格外の深谷ねぎ」と「使用済育苗ポット」を新たにアップサイクルし、エコなカトラリーを作成しました。
規格外の深谷ねぎが持つ意味
通常、規格外の深谷ねぎは堆肥化されることが多く、その再利用が課題とされています。これに対してPHI株式会社は、このねぎを回収し乾燥・粉体化して、プラスチックと混ぜリサイクルペレットに加工。これにより、廃棄されずに新たな製品として生まれ変わりました。
使用済育苗ポットの再利用
また、使用済の育苗ポットも注目ポイントです。これまでは土が付いた状態では処分できないため手間がかかっていましたが、今回の取り組みでは洗浄せずに回収し、破砕することでリサイクルペレットに加工しました。その一部はエアコンの室外機の台座や植木鉢に利用される予定です。
深谷市の未来へ向けた取り組み
このプロジェクトは、単に製品を販売するだけでなく、深谷の地域資源をいかに有効活用するかを考えるきっかけとなります。「ベジタブルテーマパークフカヤ」の一環として、このアップサイクルカトラリーを地元のイベントやレストラン、教育機関で取り入れることで、持続可能な社会の実現に向けた意識向上にも貢献していく計画です。
購入場所について
住所: 〒369-1248 埼玉県深谷市花園114番地
営業時間: 9:00~17:00
住所: 〒366-0824 埼玉県深谷市西島町2-18-20
営業時間: 8:00〜17:00 定休日: 木曜日
まとめ
深谷ねぎが持つ豊かな香りをお楽しみいただきながら、環境にも配慮したカトラリーをぜひ試してみてください。この取り組みが地域の活性化につながり、持続可能な未来へ貢献することを期待しています。PHI株式会社のプロジェクトは、今後もさまざまな形で地域と環境に貢献していきます。