オリンパス、PTCとスマートファクトリー
2023-02-17 09:00:01
オリンパス、PTC の IoT ソリューションでスマートファクトリー実現へ!生産性向上と革新的な医療機器開発加速
オリンパスは、医療機器の品質向上と製造効率化を目指し、PTCのIoTアプリケーション開発プラットフォーム「ThingWorx」を採用した。この取り組みは、オリンパスが掲げるスマートファクトリー構想の実現に向けた重要な一歩となる。
ThingWorxは、製造現場における設備や機器データの収集・整理・モデル化を容易に行うことができるプラットフォーム。オリンパスは、ThingWorxを活用することで、製造データの可視化を実現し、生産効率の向上を図る。さらに、AR技術との連携により、現場作業員の遠隔支援を可能にするなど、包括的なIoTソリューションを構築する。
オリンパスは、デジタルデータを活用した工場の業務プロセス改革を図り、製品の品質向上とコスト・製造期間の短縮を実現するスマートファクトリーの実現を目指している。デジタルツインの環境構築には、PTCのThingWorxが選定された。
PTCは、オリンパスが保有する既存の生産管理システムとの連携を重視し、容易なアプリケーション開発環境を提供することで、スマートファクトリー構築を支援していく。ThingWorxは、生産計画やオーダー情報、ファイル来歴管理など、オリンパスが保有する既存の生産管理システムとシームレスに連携する。また、データ収集とデータ分析の見える化を基に、トレーサビリティーの強化や、品質・コスト・リードタイムを改善するプログラム開発環境も提供する。
さらに、PTCは、ThingWorx Digital Performance Management(DPM)を導入することで、他工場への水平展開を支援し、リアルタイムでクローズドループによる問題解決を実現する。DPMは、生じている無駄や改善後の効率と効果を明確にし、工場の生産性効率を最大限に引き上げる。
PTCは、カスタマーサクセスマネジメント(CSM)チームを結集し、オリンパスのスマートファクトリー構想の成功を支援する。CSMは、最適なタイミングと環境下で顧客が生産運用を進められるよう、オンボーディングへの支援や課題抽出、対策提案などを提供し、継続的な事業効果の実現をサポートする。
オリンパス株式会社製造・修理機能デジタルものづくり、グローバルバイスプレジデントの徳永幸二氏は、「多様化する医療ニーズに応え、付加価値の高い製品を作り続けるためには、開発・製造現場におけるIT基盤の強化に加え、IoT、AI、AR技術を駆使した現場のデジタル化・仮想工場の構築が不可欠」と述べている。
PTCジャパン株式会社代表取締役の桑原宏昭氏は、「PTCは、ThingWorxとDPMを活用することで、オリンパスのスマートファクトリー構想を全力で支援する。国内工場の複雑なニーズに対応するだけでなく、グローバルな視点でオリンパスの工場革新に協力し、世界市場におけるオリンパスの競争力を高めるよきパートナーとして尽力していきたい」と述べている。
オリンパスは、PTCのIoTソリューションを活用することで、スマートファクトリーを実現し、高品質な医療機器の開発と製造を加速させる。これにより、世界中の医療現場への貢献を強化し、人々の健康とQOL向上に貢献していく。
会社情報
- 会社名
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PTCジャパン株式会社
- 住所
- 東京都新宿区西新宿6-8-1新宿オークタワー
- 電話番号
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