大阪・関西万博「平和と人権ウィーク」特集
2023年8月1日から12日にかけて、大阪・関西万博にて「平和と人権ウィーク」が開催されます。このイベントは、あらゆる差別をなくし、互いを尊重できる社会を目指すことをテーマにしています。現在、世界各地で紛争や社会的分断が続く中、この特集は「いのち輝く未来社会のデザイン」という理念のもと、様々な企画が用意されています。
万博の主なテーマと目的
大阪・関西万博では、メインテーマをより深く掘り下げるために、3つのキーメッセージが設定されています。それは「いのちを救う」「いのちに力を与える」「いのちをつなぐ」です。このテーマウィークには、これらのメッセージと深く関わる8つのテーマが用意され、ステークホルダーや参加者たちが集まり、対話を重ねる機会をもつことが期待されています。
「平和と人権ウィーク」のプログラム
イベントの中でも注目を集めるのが「アジェンダ2025」主催のプログラムです。この取り組みは、博覧会協会が中心となり、8月1日から12日までの期間において「平和と人権」をテーマに、多様なトークセッションが企画されています。具体的には、偏見や差別を克服するために何をすべきか、国際的な対立を乗り越えるためにはどうしたら良いかなどの重要な問いに対して、多彩なゲストが集まります。
主要なセッションと日程
日程: 8月12日(火)10時~12時
場所: テーマウィークスタジオ
内容: 偏見や差別を克服するために考えるべきこと。
日程: 8月12日(火)13時30分~15時30分
場所: テーマウィークスタジオ
内容: 対立を乗り越え、平和構築のために必要な実践について。
日程: 8月12日(火)17時~19時
場所: テーマウィークスタジオ
内容: 職場での平等な機会を確保するために必要な施策を議論。
多彩なイベント
さらに、特別なワークショップやパネルディスカッションも開催されます。例えば、「スライム楽器ワークショップ」や「国連を支える世界こども未来会議」など、参加者が体験を通じて学ぶことができるプログラムが用意されています。特に8月6日には、広島平和記念の日に合わせて、SDGsをテーマにしたディスカッションが予定されています。
グローバル・クワイアのコンサート
8月9日には、「TEAM EXPO 2025」共創チャレンジによる「グローバル・クワイア」が開催されます。約30か国のアーティストが参加し、オンラインとリアルで同時に合唱を行います。特に注目されるのは、各国のアーティストが自国の言語で平和について歌い上げるこのイベントです。音楽を通じて、世界中の人々がつながる機会を作ることを目指しています。
これらのイベントを通じて、多様な背景を持つ参加者が集い、自ら質問し合うことで、より良い未来社会の実現に向けた意識を高めることが期待されています。
「平和と人権ウィーク」は、大阪・関西万博において、個々の思いや意見が共有され、共感と理解が深まる重要な機会となるでしょう。ぜひ、会場での新しい体験に参加し、未来を共に考える時間を持ちましょう。