デジタルスキル標準の社会実装を目指す「DSMパートナーズ」全体会合開催

デジタルスキル標準の社会実装を目指して

2025年4月23日、水曜日に一般社団法人日本パブリックアフェアーズ協会が事務局を務める「DSMパートナーズ」の2025年度第1回全体会合が行われました。この会合には、企業や自治体からの30団体が参加し、デジタルスキルの標準化とその社会実装に向けた具体的な取り組みが話し合われました。

「DSMパートナーズ」は、2023年4月に設立された自主的なコミュニティで、デジタルスキル標準を企業や自治体で実践し、得られた知見を共有していくことを目的としています。今回の会合は、2025年度のスタートとなるもので、参加者はデジタルトランスフォーメーション（DX）や人事関連の担当者が中心です。

講演：スキルベースの組織マネジメント

会合の中では、慶應義塾大学の岩本隆氏が「スキルベースの組織・人材マネジメントの進展」と題し、スキルデータ活用における最近の世界的なトレンドや、日本でのデジタルスキル標準の最新の活用事例について講演しました。さらに、AIを活用した人材マネジメントの新たな考え方についても触れられ、参加者はその知見を得ることができました。

DX人材育成教育コンテンツの立ち上げ

この全体会合では、事務局から2025年度のDSMパートナーズによる活動計画も発表され、新たにDX人材育成教育コンテンツに関する分科会が立ち上げられることも決定しました。この分科会では、参加者同士がDX人材の教育に関する取り組みや知見を交換し、最終的にそれらの情報をもとに成果物をまとめていく計画となっています。

参加者は自らの業務に役立つような実践的な情報を得ることが期待されています。DSMパートナーズでは、関係省庁や他のステークホルダーと連携し、企業や自治体におけるデジタルスキル標準の活用やデジタル人材の確保・育成に関する課題解決に向けた話し合いも続けていく方針です。

興味を持たれた方は、事務局までのお問い合わせをお待ちしております。今後も、デジタルスキル標準の社会実装に向けた取り組みには注目が集まります。これからのデジタル時代において、いかにして人材を育成し、効率的に活用していくかは、企業にとっての重要なテーマとなるでしょう。