会津農家の挑戦
2011-09-28 08:00:01

会津農家が発信する新たな挑戦!ソーシャルメディアで風評被害を克服する

会津農家が挑む風評被害対策


会津農家たちは、新しい取り組みを通じて風評被害を逆転させようとしています。会津高野米研究会はフウド株式会社とパートナーシップを結び、ソーシャルメディアを利用して自らの農業についてのリアルな情報を発信する活動を開始しました。彼らは、情報発信による消費者との信頼構築を目指し、美味しいお米を提供するための努力を続けています。

ソーシャルメディアの活用


農家が自身の声を届けるために選んだのがソーシャルメディアです。正確な情報の発信と消費者との直接の交流を通じて、風評被害の払拭を図っていく意図があります。会津の農家は、放射線測定器を導入し、農業に対する真剣な取り組みを証明することで、より多くの人々に安心感を与えることを目指します。

特に、ブログやSNSを通じて農作物の成長や農家の日常を伝えることで、消費者にとってより身近な存在となることを目指しています。また、英語を含む多言語に対応したページを設け、全世界に向けて福島の農業の現状を紹介する計画も立てています。

新たな販売方法


会津高野米研究会では、Facebook上での販売システムを導入することで、消費者との新たな接点を作り出しています。このプラットフォームを利用することで、消費者はお気に入りの農産物に対して「いいね!」を押すことができ、この反応に対して農家は割引や特典を用意するなどのサービスを提供します。

このように相互に気持ちを通わせる取り組みを通じて、会津の農業の活性化を促進していく考えです。直接交流が可能になることで、農業が身近な存在となり、消費者と農家との距離感も縮まります。

会津高野米の魅力


会津は、コシヒカリが食味ランキングで15年間特Aに選ばれるなど、日本でも有数の米どころとして有名です。その中でも、高野地域は粘土質の肥沃な土地であり、米栽培に最適な環境が整っています。会津高野米は、通常の2倍以上の間隔をもって稲を育てることで、土壌の栄養を最大限に活かし、味わい深いお米を生産しています。

このような努力とこだわりが評価され、会津高野米は名実ともに美味しい米としての地位を確立しています。

会津高野米研究会とフウド株式会社の紹介


会津高野米研究会は、地域の農家によって組織されており、美味しさを伝えることをきっかけに活動が始まりました。震災後の風評被害を受け、責任を持って安心安全な情報を提供するために、正式に組織化されたのが2023年8月です。

一方、フウド株式会社は農漁業に特化したITベンチャー企業です。彼らの開発したクラウドサービス「ノウカオフィス」は、農漁業者と消費者を結びつけるための強力なツールとして機能しており、今回のプロジェクトを支える重要な役割を果たしています。

新たな挑戦を通じて、会津農家の皆さんは風評被害を乗り越え、美味しいお米を世界に広めていく努力を続けています。私たち消費者も、その思いを理解し、支えていきたいですね。

会社情報

会社名
フウド株式会社
住所
東京都町田市玉川学園3−8−18
電話番号
042-785-5902

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