シニア向け健康サービス
2024-09-12 18:46:12

阪急阪神ホールディングスとおいしい健康がシニア向けに健康サービスの実証を開始

阪急阪神ホールディングスとおいしい健康がシニア向け健康支援に挑む



阪急阪神ホールディングス株式会社(以下、阪急阪神HD)と株式会社おいしい健康(所在地:東京都中央区、代表取締役CEO:野尻哲也)は、このたび60歳以上のシニア層を対象に、デジタルとリアルを融合させた健康支援サービスの実証を開始することを発表しました。この取り組みは、経済産業省が推進する「令和6年度日常生活におけるPHRを活用したユースケース創出に向けた実証調査事業」の一環として位置づけられています。

実証事業の詳細



この実証は、2024年の10月から12月を期間とし、デイサービスなどの現場でシニア層が日々の健康データを記録できるPHRアプリを活用します。収集されるデータは、健康状態に応じた料理レシピや運動支援サービス、健康イベントなどのリアルサービスに結び付けられ、シニア層の健康維持や消費促進に寄与することを目指します。

背景と目的



日本の医療・介護費は年々増加しており、2040年には約94兆円に達すると予測されています。このため、国民一人ひとりが健康で暮らすための社会保障制度の充実と、その抑制が重要な課題となっています。特にシニア層は、疾患を抱える人が多く、その医療費の負担が増す一因となっています。

本実証では、シニア層が疾病を予防し、生活の質(QOL)を高めることをサポートします。阪急阪神HDグループは、地域住民の健康寿命を延ばすため、官民学の連携を通じて様々な取り組みを進めています。今年度の実証を通じて、シニア層の健康維持を図り、地域経済の活性化を目指します。

サービスの提供方法



実証の具体的な内容は以下の通りです。

1. PHRアプリの導入: シニア層が利用するPHRアプリとして「いきいき羅針盤」や「おいしい健康」などが選定され、デイサービスの場でサポートを行います。

2. 個別対応のウェルネスプログラム: アプリで収集したデータを基に、一人ひとりに合わせたウェルネスプログラムや食材セットを宅配し、運動・食事支援を行います。

3. 健康イベントの開催: 専門家による健康アドバイスをリアル及びオンラインで提供し、参加者が必要に応じて医師の診察を受けることも可能です。

ターゲット層の設定とアプローチ



本取り組みでは「働くシニア層」と「フレイル予防・介護予防層」の二つのターゲットに対し、特化したアプローチを行います。働くシニア層にとっては、仕事と健康を両立させるための具体的な運動や食事のアドバイスを提供し、フレイル予防層には家族や介護者との連携を重視したサービスを展開します。

今後の展望



実証事業で得られた成功事例をもとに、阪急阪神沿線でモデルを確立した後、2025年度以降には関西から関東へ、そして全国へと事業を拡大させる計画です。様々な健康維持・改善に関するエビデンスを積み重ね、地域経済や健康のいい循環を創出することを目指します。

このように、阪急阪神HDとおいしい健康が共同で行うシニア向け健康支援サービスの実証は、今後の社会保障制度や地域経済に対する大きな影響を与える可能性があります。シニア層の健康的な生活を支援するこの取り組みに、ぜひ注目していきたいものです。


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会社情報

会社名
株式会社おいしい健康
住所
東京都中央区日本橋小舟町3−2リブラビル3階
電話番号

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