デジタルインボイス導入を促進する「オンラインEXPO 2023」
デジタルインボイス推進協議会(EIPA)は、2023年10月のインボイス制度開始に向けて「デジタルインボイス オンラインEXPO 2023」を開催しました。このイベントは、商取引のデジタル化を促進し、事業者の生産性向上を目指す重要な取り組みです。
EIPAは、適格請求書等保存方式(インボイス制度)に基づく活動を進めており、デジタル庁が提唱するグローバル標準仕様「Peppol」を基盤に、日本におけるデジタルインボイスの標準化と普及を進めています。設立から約3年で、正会員は198社に達し、その動きは加速しています。特別会員には団体8社と個人8名が名を連ね、この分野における強力なネットワークを形成しています。
EXPOの内容と目的
「デジタルインボイス オンラインEXPO 2023」は、デジタルインボイスの基本的な理解を深めることを目的としています。具体的には、各社が提供するデジタルインボイスに関連したサービスや製品の紹介を行い、実務担当者が導入を検討する際の手助けをすることを狙いとしています。
特に注目すべきは、代表幹事の岡本浩一郎氏による講演「請求書から『作業』をなくそう。」です。この講演は、デジタルインボイスの真の価値を伝え、単にデジタル化することの重要性だけでなく、業務全体の効率化と自動化のメリットを強調しています。
イベントでは、デジタルインボイスの発行や受領に対応する様々なサービスのセミナー動画も用意されており、誰でも登録なしで自由に視聴できます。これにより、事業者は各社のサービスを比較し、自社に最適な選択を行う手助けが得られます。
今後の展望
EIPAは、デジタルインボイスの認知度と普及に向けた情報発信を継続して行う方針です。岡本氏は、法令改正として必要最小限の対応ではなく、デジタルを積極的に活用して業務の効率化を図る機会であると語っています。
デジタルインボイスは、単なる請求書のデジタル化にとどまらず、関連業務の自動化や効率化も実現する点が大きな利点です。
参加方法と出展企業
「デジタルインボイスオンラインEXPO 2023」のイベントは完全オンラインで行われ、以下のURLからアクセスできます。
EXPO開催URL
出展企業には、株式会社電通国際情報サービス(ISID)、株式会社インフォマート、ウイングアーク1st、エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社、 株式会社オービックビジネスコンサルタントなど、業界をリードする企業が名を連ねています。出展企業は随時更新されるため、最新情報にも注目です。
EIPAが主導するデジタルインボイスの普及活動は、今後も広まり続けることでしょう。企業のデジタル化を後押しするこの取り組みに、ぜひご注目ください。