地元食材と和菓子の共演
株式会社ハチバンが運営する「八兆屋 駅の蔵・金沢駅店」が提供する「Yell 応援菓」が、今年で5周年を迎えました。この創作菓子は、石川県内の農家と和菓子店のコラボレーションによって生まれたもので、県産の農産物を使ったアイデア豊かな和菓子が特徴です。
「Yell 応援菓」は、2020年10月に始まり、 石川県の豊かな食材を四季折々の和菓子として提供するプロジェクトです。特に昨年は、能登半島地震の影響を受けた農家からのブルーベリーを使用した和菓子を販売し、その売上の一部を寄付することで地域支援に貢献しました。
新たな支援の取り組み
今回の5周年を迎えるにあたり、令和7年8月の大雨で浸水被害を受けた「金沢大地」を支援する新メニューが登場します。「Yell 応援菓」の秋メニューとして、金沢大地の農産物加工品を使用した創作和菓子3品を、2025年10月18日から提供開始します。このプロジェクトは、売上の一部を金沢大地への支援として寄付することを目指しています。
(株)金沢大地は、有機栽培を行い、野菜や穀物を自社農場からトレースできる仕組みを持ちながら、消費者に「生産者の顔」を見せる食づくりに力を入れています。これまでにあった水害で、工場が浸水し、貴重な原材料が廃棄されるという厳しい状況にもかかわらず、地域への貢献を忘れない姿勢に感銘を受けます。
秋の創作和菓子メニュー
今回の「Yell 応援菓」秋メニューでは、以下の3品が新たにラインアップに加わります。
1.
甘酒sio羊羹
- つば屋とのコラボで、金沢大地の「とろとろ玄米甘酒」を使用した塩羊羹製品です。口当たり滑らかで、能登塩を効かせ、手亡豆の鹿の子豆がトッピング。甘さと塩加減が絶妙です。
2.
黒糖きな粉 栗蒸し羊羹
- 大松庵とのコラボで、金沢大地の有機きな粉が贅沢に使われています。栗の風味と大豆の甘味が融合した大満足の逸品です。
3.
上生菓子「里山の錦」
- 佐吉庵とのコラボで、有機米と大豆を熟成させた米麹味噌を使用。紅葉を表現した美しい色合いと深い味わいは、秋にぴったりです。
お茶とのセット販売
秋の創作菓子は「農菓の創作菓子とお茶のセット」として800円(税込)で販売予定です。メニューには、コーヒーや加賀棒茶、オリジナルハーブティー、抹茶などが組み合わせられます。
そのほかの情報
八兆屋 駅の蔵・金沢駅店は、地産地消の精神を持っており、県と連携して地域の素材の魅力を引き出す取り組みを続けています。また、農菓プロジェクト/webは、地域の農業者との協力を強化し、彼らの教えを受けながらさらなる成長を目指しています。
この「Yell 応援菓」は、ただのお菓子ではなく、地域の食を支える重要な役割を果たしています。ぜひ、この機会に「Yell 応援菓」をお試しください!
お問い合わせ
情報の詳細は八兆屋 駅の蔵公式サイトやInstagramでチェックしてみてください。地域と共に歩む「Yell 応援菓」を通じて、石川県の食文化を楽しんでみてはいかがでしょうか。