Persefoni、気候テックの革新を加速する資金調達を成功裏に完了
Persefoniが新たな資金調達を遂行
気候変動に対する取り組みがますます重要視される中、アリゾナ州を拠点とした気候テックのスタートアップ企業、Persefoni(パーセフォニ)がシリーズBの資金調達ラウンドで、なんと1億100万ドルを調達したことを発表しました。この企業は、企業や投資家向けにカーボン会計とファイナンスド・エミッション管理のプラットフォームを提供しています。
調達した資金の流れ
今回の資金調達は、プレリュード・ベンチャーズとTPGライズ・クライメイトが主導し、多くの新たな投資家が初めて参加しています。その中には、アメリカの大手銀行や資産運用会社、さらには三井住友銀行やベイン・アンド・カンパニーなど名だたる企業が名を連ねています。このセクターでの最大級の資金調達には、気候テックの可能性が期待されている証でもあります。
Persefoniの革新技術
Persefoniの強みは、エンド・ツー・エンドのデジタル計算機能を用いることで、商業機関が温室効果ガスの情報を監査可能な形で管理できる点です。そのプラットフォームは国際的な基準に準拠しており、信頼性と透明性をもたらします。特に、現在は世界のプライベート・エクイティ企業や主要な銀行の多くがこのプラットフォームを利用し、ファイナンスド・エミッションのフットプリントを計算しています。
無償のカーボン会計サービス
さらに、Persefoniは中小企業向けにカーボン会計プラットフォームを無償で提供することを発表しました。このプラットフォームは、信頼性の高い温室効果ガスのインベントリを迅速かつ簡潔に作成できるもので、企業が自身のカーボンフットプリントを理解する手助けをします。これにより、より多くの企業がサステナビリティに貢献できることが期待されます。
パートナーシップと未来のビジョン
Persefoniは、今後の成長のために新たなパートナーシップを築いています。特にベイン・アンド・カンパニーとの提携は注目されています。彼らはこのプラットフォームを介して、脱炭素ソリューションを提供し、顧客にとって価値を創出することを目指しています。また、EDFと三井住友銀行とも新たな提携を結び、日本市場における展開を加速する意向です。
CEOの言葉と今後の展望
PersefoniのCEO、ケンタロウ・カワモリが述べるように、情報開示の要求が高まる中、企業は信頼性あるカーボンデータを求めています。彼は「私たちは最高レベルの透明性を追求しており、将来的に全ての企業がカーボンデータを適切に管理する日が来ると信じています」と語ります。
Persefoniの目標は、気候変動対策を推進する中で業界をリードすることです。今回の資金調達によって調達総額は1億1,420万ドルに上り、さらなる技術開発や市場への展開が期待されます。
会社情報
- 会社名
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Persefoni AI, Inc.
- 住所
- 2415 West Broadway RoadMesa, Arizona, 85202, United States
- 電話番号
-
480-780-9034