アクアスターの研究
2024-09-11 13:25:16

アクアスターと東京大学が共同研究を開始!医療イラストの重要性と新たな技術の可能性

アクアスターと東京大学が共同研究



株式会社アクアスターは、東京大学大学院医学系研究科の原木万紀子客員研究員との共同研究を開始しました。この研究は、医療イラストレーションの描画技術を可視化し、医療現場での医師と患者間のコミュニケーションを改善することを目的としています。

研究の概要


アクアスターは33年の歴史を持ち、絵コンテやライセンスイラストを数多く手がけてきました。今回の共同研究では、同社のイラストレーター技能を評価するために、原木万紀子先生が調査を行います。この研究を通じて、メディカルイラストレーションに必要な描画技術を言語化し、それを医師療法の現場で活用できるように体系的に教授する国際的なカリキュラムを整備することを目指します。

背景


医療現場では、90%以上の外科医が自身で描画を行っているにも関わらず、描画技術を専門に学ぶ機会は非常に限られています。したがって、医師と患者間のコミュニケーションには多くの摩擦が生じやすく、この摩擦は治療の質や医療に対する安心感にも影響を与えています。医療情報を簡潔かつ正確に描写する技術のニーズが高まっているにも関わらず、忙しい臨床現場ではそのスキルを学ぶ機会がほとんどないのが現状です。

描画技術の可視化


アクアスターの今回の研究では、描画技術を基礎能力編と応用表現編に分け、各スキルモジュールの採点基準を設けました。採点は、卓越した技術を持つ専門家が5段階のリッカート尺度で行います。この基準を使って技術の分析を行い、非言語的なイラスト描画技術を言語化することを目指します。

伝える力の重要性


今回の研究では、「伝える力」が重要な要素となります。具体的には、以下の三つのポイントが含まれます:
1. 解剖学的正確さ: 手術の過程を正確に描写すること。
2. 患者の理解促進: 専門用語を使わず、視覚的に分かりやすい形で情報を提供すること。
3. 不安の軽減: 視覚的な情報を用いることで、患者の不安を和らげる効果が期待される。

研究の期待される成果


この共同研究により、アクアスターはイラストレーター技能の可視化や教育プログラムの早期化を図り、社員のモチベーションとパフォーマンス向上が見込まれています。一方で、東京大学側では、医療イラスト技術の言語化が進み、より効果的な教育カリキュラムの開発が期待されています。また、具体的な描画技術を通じて医療現場でのコミュニケーション向上に寄与することが期待されています。

主要な研究者について


原木万紀子客員研究員は、医学と美術の知見を基に、医療情報を効果的に伝えるイラストの研究を行っています。彼女の研究は、国立がん研究センターとの共同プロジェクトや裁判員裁判での心理的負担軽減のための研究にも及んでおり、医療コミュニケーションの分野で重要な役割を果たしています。

アクアスターのプロフィール


1991年に設立されたアクアスターは、広告用のビジュアル制作を主な業務とし、年間5,000件以上の制作案件を手掛けています。デジタルコンテンツの制作も行い、さまざまな表現に対応した描画技術を教育し、クリエイター育成に取り組んでいます。東京都中央区に本社を置き、関西支社も展開しています。公式ウェブサイトでは、これまでの制作事例やお問い合わせ情報が掲載されています。


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会社情報

会社名
株式会社アクアスター
住所
東京都中央区築地1-13-1 銀座松竹スクエア7F
電話番号
03-5550-8511

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