新たなエコ住宅展示場
2010-06-23 11:31:33
家庭用リチウムイオン蓄電池付き住宅展示場が埼玉で始動
未来のエコ住宅「SMA×Eco HOUSE」が誕生
大和ハウス工業株式会社は、埼玉県春日部に国内初の家庭用リチウムイオン蓄電池を搭載した住宅展示場「SMA×Eco HOUSE」を開設しました。この展示場は、通常の住宅が作る温室効果ガスを大幅に削減し、光熱費を抑えるという新たな試みを実証するためのものです。企業が設定した目標は明確で、2020年までに環境負荷を「ゼロ」にするという革命的なプロジェクトである「Smart xevo Eco Project」の全貌がここに集約されています。
環境に優しいエネルギーサイクル
「SMA×Eco HOUSE」では、「創る」「蓄える」「使う」というエネルギーサイクルが実現されています。太陽光発電システムを利用することで自宅で電力を生成し、それをリチウムイオン蓄電池に効率的に蓄え、使いやすい形で消費することができるのです。この仕組みにより、家庭内でのCO2排出量を大幅に削減し、また光熱費も半分以下に下げることが期待されています。
先進のICT技術とエネルギーマネジメント
さらに、この住宅展示場には「D-HEMS」と呼ばれるオリジナルエネルギーマネジメントシステムが導入されています。このシステムは、家庭内のエネルギー使用状況を視覚的に把握できるだけでなく、住まい手のライフスタイルに応じたエネルギー管理を可能にします。たとえば、「ecoモード」の設定により、自宅で生成したクリーンエネルギーを自消費することができます。
LED照明の新提案
住宅展示場の照明は、照明家豊久将三氏のデザインによるLED照明が採用されています。従来のLED照明とは異なり、点光源ではなく間接光源を使用しているため、眩しさを軽減し、自然な明るさの演出が可能です。これにより、快適な住空間を生み出すことができます。
実証実験の内容
実際の展示場では、様々な実証実験が行われます。これには、蓄電池システムの性能の評価や、太陽光発電システムがどのように動作するかを確認するためのテストが含まれます。また、客のフィードバックを受け取り、さらなる改良点を見出すことを目的としています。
まとめ
このように「SMA×Eco HOUSE」は、最新のテクノロジーを駆使した次世代のエコ住宅の形を示しています。家庭用リチウムイオン蓄電池と再生可能エネルギーを活用するこのプロジェクトは、持続可能で安心できる暮らしを提供するための鍵となるでしょう。一般公開は2010年7月10日から始まりますので、ぜひ訪れて新たな住まいの形を体感してください。
会社情報
- 会社名
-
大和ハウス工業株式会社
- 住所
- 大阪府大阪市北区梅田3-3-5
- 電話番号
-
06-6346-2111