株式会社yutoriは、韓国で人気のストリートブランド『SATUR』との販売特約店契約を締結したことを発表しました。この契約により、yutoriは日本市場においてSATUR商品の独占的な販売権を獲得し、広告や販売活動に取り組むことができるようになります。
SATURは、2020年に韓国・ソウルのRECIPE GROUPによって立ち上げられたコンテンポラリーブランドで、そのスローガン「Happy Saturday to you」は、土曜日のリラックスした感性を象徴しています。ブランド名も土曜日に由来し、個々の好みに合わせたカラフルなスタイルを提案しています。SATURはそのユニークなデザインとコンセプトにより、国際的に人気を集めており、特に若年層からの支持が大きいのが特徴です。
yutoriは、これまでにもストリートファッションに特化したインフルエンサーを活用したマーケティング手法で多くのD2Cブランドを展開してきました。知名度を武器に、新たなブランドを創造し続けるyutoriにとって、SATURとの契約はさらなる成長を促す重要な一歩となります。2025年の夏秋シーズンには名古屋タカシマヤでのPOP-UPストアを皮切りに、オンライン直販ストアも開始し、2025年下半期には東京のフラッグシップストアのオープンを計画しています。
この動きは、yutoriのブランド戦略の一環であり、特に国際的なブランドとのパートナーシップが強化されることは、yutoriのビジョンを前進させる大きな要因になるでしょう。また、SATURのファッション性に加えて、yutoriが持つ豊富なマーケティング経験が相乗効果を生むことが期待されています。
さらに、yutoriは事業の拡大に向けてインフルエンサーと連携したプロモーションも強化し、SATURの魅力を広く日本全国に発信していく予定です。その結果、両ブランドのシナジー効果により、さらなる顧客の獲得を目指しています。
株式会社yutoriの代表取締役社長、片石貴展氏は「SATURと共に日本市場での挑戦を開始できることを大変嬉しく思います。SATURのユニークなスタイルが多くの人々に届くことを楽しみにしています」と述べています。
yutoriは、2018年に創業され、古着コミュニティ『古着女子』の形成を発端にD2Cブランドを展開してきました。近年では複数のファッションブランドを持ち、2023年12月には東京証券取引所に上場するなど、その成長には目を見張るものがあります。特にyutoriの自社ECサイト『YZ STORE』では、国産のストリートファッションを卸売りし、全国で31店舗を運営。「日本の若者に新たなファッション体験を提供する」というミッションが今後どのような形で実現されるか、期待が高まります。これからのyutoriとSATURの展開に注目です。