新プログラム『レイの失踪』
2024-12-03 10:49:34

「闇バイト」を追体験する新プログラム『レイの失踪』が登場

全国初!闇バイトをテーマにしたネットリテラシープログラム『レイの失踪』



2024年12月1日、株式会社Classroom Adventureがリリースした『レイの失踪』は、若者の間で懸念される「闇バイト」問題に立ち向かう新たなネットリテラシープログラムです。このプログラムは、単なる知識の提供にとどまらず、参加者が実際の危険な状況を追体験することで、より深い理解を促すことを狙いとしています。特に、問題の根源である「騙される心理」に焦点を当て、参加者が自らの体験を通じて学ぶことができる非常にユニークな試みとなっています。

闇バイトの現実とその脅威



近年、SNSを通じた「闇バイト」への参加が急増しており、特に若者がターゲットにされています。2024年には警視庁による闇バイト関連の警告が1万件以上に達し、逮捕者の約80%が10代から20代でした。悪質な勧誘や脅迫の手法により、一度その世界に足を踏み入れると、容易には抜け出せない状況に追い込まれることが多く、警鐘が鳴らされています。

高校生の闇バイト認識の実態



ディップ株式会社による調査では、現役高校生のわずか23%がネット上の危険な求人情報を見分けられるとの結果が出ました。また、大学生の約4割が闇バイトへの勧誘を経験したというデータもあり、若者の間で危険な情報に対する抵抗力が低いことが浮き彫りになっています。

心理的要素を活かした教育プログラム



『レイの失踪』では、人気動画配信者「レイちゃんねる」の失踪というストーリーを背景に、SNS上のやり取りや実在の被害事例を再現します。参加者は、この環境の中で「なぜ騙されるのか」「なぜ抜け出せないのか」「何をすべきか」という3つのステップを体験し、闇バイトの危険性に対する深い理解を得ることができるのです。

また、このプログラムの開発には、情報リテラシーの専門家たちが参加しており、過去にはフェイク情報の見抜き方を教えるプログラムも展開してきました。彼らの経験が活かされ、闇バイトというテーマに特化した教育プログラムは、実際の例に基づいたリアリティを追求しています。

スタートアップコンテストでの受賞



『レイの失踪』は、2024年の東京都主催「Tokyo Startup Gateway」で最優秀賞を受賞しました。このコンテストには3317件の応募があり、その中から選ばれたことは、プログラムに対する期待が高まる要因とも言えます。受賞時には、東京副都知事らが出席し、Classroom Adventureのこれまでの業績が高く評価されました。

教育機関や自治体との協力で普及を目指す



Classroom Adventureは、闇バイト問題解決のために教育機関や地方自治体との連携を強化しています。既に中学校や高校での導入が決まっており、授業の見学やデモンストレーションが可能です。若者にとって必要な情報リテラシーを提供することで、社会全体でこの問題に立ち向かう姿勢を示しています。

Classroom Adventureのビジョン



株式会社Classroom Adventureは、慶應義塾大学の現役学生たちによって設立されたEdtechスタートアップです。これまでに世界中で8000人以上が同社のプログラムを体験しており、特に「レイのブログ」という誤情報対策プログラムが高い評価を得ています。『レイの失踪』は、その流れを受け継ぎ、今後もさまざまな形で若者の教育に寄与することを目指しています。

以上のように、『レイの失踪』はただの教育プログラムではなく、実際の社会問題に対する具体的な解決策を提案する重要なステップです。若者が正しい情報を判断できる力を育むため、是非多くの教育機関や自治体に導入していただきたいと思います。


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会社情報

会社名
株式会社 Classroom Adventure
住所
東京都中央区新川1-7-2
電話番号
080-3595-1371

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