LocationMind株式会社が新たな資金調達を実施
東京大学の柴崎亮介研究室から誕生した位置情報AIベンチャー、LocationMind株式会社がエンジェルラウンドで4.0億円を調達しました。この資金は、主に人流分析や位置情報サービスの開発に使用される予定です。この動きは、COVID-19禍における人流の変化に対応し、様々な場面でのサービスの普及を目指す取り組みの一環です。
主な資金調達の目的
調達された資金は、以下の目的に使用されます。
1.
位置情報事業の開発・事業化
2.
人件費の支出
3.
国内外の人流分析
これにより、LocationMindは自社の位置情報サービスをより多くのユーザーに届けることを目指しています。
引受投資家
今回の増資には多くのエンジェル投資家が参加し、株式会社三菱総合研究所や株式会社吉銘、株式会社マリモホールディングスも名を連ねています。特に、三菱総合研究所との協業検討が進められている点は注目すべきポイントです。
LocationMindの事業内容
LocationMindは様々なサービスを展開しています。主なものは以下の通りです。
1.
位置情報ビッグデータによる人流予測
2.
IoTセンサを利用した位置情報解析
3.
高精度測位やセキュリティサービスの提供
これらのサービスは、都市の管理や新たなモビリティサービスの導入に寄与するものであり、持続可能な社会の実現に向けた重要な技術です。
株式会社三菱総合研究所との協業検討
LocationMindは、三菱総合研究所との資本提携を行ったことで、スマートシティを実現するための具体的な事例を考えることができるようになりました。MRI社は都市のマネジメントを高度化し、環境負荷の軽減や防災など、様々な社会課題の解決に取り組んでいます。今回の資本提携により、より広範なデータ基盤の構築も視野に入れているとのことです。
さらに、MRI社のインフラ事業本部のグループリーダーである中條覚氏がLocationMindの顧問に就任し、さらなる協業が期待されています。
会社概要
- - 社名:LocationMind株式会社
- - 設立:2019年2月
- - 事業内容:位置情報を用いた人流分析・予測サービス、位置認証サービス等
- - 本社所在地:東京都千代田区岩本町3-5-2 The Gate Akihabara 701
最近の位置情報技術は、都市生活においてもますます重要性を増しています。今後もLocationMindがどのようにその技術を活用して新たな価値を創造していくのかが注目されます。