AMI株式会社がシリーズCラウンドを締結
AI医療機器の開発を手掛けるAMI株式会社は、先日シリーズCラウンドのファーストクローズを完了しました。このラウンドでは、肥銀キャピタル株式会社、日清紡ホールディングス株式会社など7社からの資金調達が実現しました。これにより、同社はさらなる医療革新を目指します。
資金調達の背景と目的
AMI株式会社は、心疾患の早期発見や診断の精度向上を目指した医療機器の開発を進めています。特に、薬事承認済の心音図検査装置「AMI-SSS01シリーズ」や、遠隔医療支援システム『クラウド超診』の普及を進めるための資金を調達しました。これらの製品は、複雑化が進む現代医療において、より効率的かつ質の高い医療提供を目指すものです。
投資家の声
出資を行った投資家たちは、AMI株式会社のビジョンや技術に対して高い期待を寄せています。肥銀キャピタルの横山代表取締役は、AMIのデジタル医療推進に共感し、さらなる支援を約束しました。また、日清紡ホールディングスの檀浦室長は、AMIのセンシング技術が遠隔医療と親和性が高く、医療業界に革新をもたらすことに期待を寄せています。
代表取締役CEO 小川晋平のコメント
代表取締役CEOの小川晋平は、今回の資金調達について「医療従事者や患者様の価値を届けるための体制を整えた」と語り、さらなるプロダクトの進化を約束しました。「質の高い医療をいつでもどこでも受けられる世界の実現」が同社の目標であり、このミッションに向かって全力で取り組む姿勢を示しています。
地域医療への貢献
AMI株式会社は、離島や過疎地域における医療格差の解消にも取り組んでいます。特に鹿児島県は多くの離島を抱えており、質の高い医療を提供することが大きな課題となっています。今回の資金調達により、AMI章の超聴診器やクラウド超診の社会実装が進み、地域医療の向上が期待されます。
今後の展望
AMI株式会社は、今後も引き続き医療機器の開発と遠隔医療サービスの提供を進めます。具体的には、新たなデジタルバイオマーカーの研究開発を行い、心疾患の早期発見と重症化予防につなげる計画です。また、より多くの医療機関との連携を強化し、持続可能な医療提供体制の構築を目指します。
このように、AMI株式会社の取り組みは今後の医療界においてますます注目されることでしょう。資金調達による新たな可能性が、医療現場におけるイノベーションとなり、多くの人々に恩恵をもたらすことが期待されます。