2025年度就職活動に対する保護者の意識調査
株式会社マイナビが実施した2025年度の就職活動に関する保護者の意識調査が、公表されました。本調査は、大学4年生または大学院2年生以上の子どもを持ち、実際に就職活動を終えたか、現在進行中の保護者を対象として行われました。以下では、調査の主な結果を詳しく見ていきます。
オヤカクと内定式の参加状況
子どもの内定企業から受けた連絡、いわゆる「オヤカク」、つまり内定確認の連絡を受けた保護者の割合は46.2%という結果でした。この数値は昨年からわずかに増加しており、保護者の就職活動への関与が引き続き高いことを示しています。また、企業からの内定式や入社式への招待があった保護者は17.9%で、内定式や入社式に実際に参加した保護者は36.1%、来る予定があると回答した保護者は40.1%ということです。
希望する就職先
子どもが働いてほしい企業に関する質問では、1位が圧倒的に「公務員」となっており、これは5年連続の結果です。このことから、保護者たちの安定を重視する傾向が強いことがうかがえます。民間企業では「トヨタ自動車」が1位で、次いで「NTT」や「ソニー」などが上位に見受けられます。これらの企業は、子どもたちの就職先希望のランキングでも共通しており、保護者と子ども双方の意識が反映されているのが特徴です。
体験の重要性
調査の中で、「もっと体験させたかったこと」に関しての意見も多く寄せられました。「特になし」との回答が38.9%で最も多い一方、「海外旅行や留学」といった文化的な体験を希望する保護者が27.8%、そして自然体験を通じてのレジャーが21.9%という結果となりました。体験が子どもに与える影響の大きさがこの調査からも見えるでしょう。
職業体験の促進
また、職業体験やキャリア教育に参加したことがある子どもの保護者の52.3%は、自主的にその参加を促したとし、主な理由として「特定の仕事や分野に興味を示したから」との声が38.3%を占めました。キャリア教育の参加が子どもと保護者の双方にとって貴重な経験になっていることが確認され、大多数の保護者がこの機会を通じて、子どもと進路やキャリアについて話をするようになったと報告されています。
調査のまとめ
この調査からは、保護者の就職活動に対する意識と子どもへの影響が明らかとなり、多くの保護者が子どもの進路について真剣に考えていることがわかります。同時に、体験の提供やキャリア教育における格差についても意識されるようになり、それに対する環境づくりの重要性が叫ばれています。
将来的な展望
今後、子どもに関する意識調査はますます重要性を増していくことでしょう。進化し続ける市場や社会の中で、子どもたちが多様な体験を通じて自主的に学び、成長できる環境を提供することは、保護者の大きな課題となっています。この調査結果が、今後のキャリア教育や職業体験に関する施策に寄与することを期待しています。これらの取り組みが、次世代のキャリア形成に大きく貢献することになるでしょう。