マイナンバーカードの安全性と利用手続きについて知っておこう

マイナンバーカードの安全性と利用手続き



マイナンバーカードは、国民が安全・安心に利用できるように様々な安全対策が講じられています。デジタル庁はこの制度を推進し、デジタル社会の基盤を築く役割を担っています。本記事では、マイナンバーカードの安全性や紛失・盗難時の対応について詳しく解説します。

技術面からの安全性



マイナンバーカードの券面やICチップには、利用者が安全に使用できる仕組みが満載です。券面では、見る角度によって色が変わる特殊印刷や顔写真の加工、レーザーによる印字技術を用いることで、偽造を難しくしています。また、カードには顔写真が付いているため、万が一紛失した際にも他者が簡単になりすますことができないようになっています。

ICチップに記録された情報にアクセスするためには、4桁の暗証番号や顔認証が必要です。このため、暗証番号を一定回数間違えるとロックがかかり、本人以外の者がアクセスできない仕組みになっています。さらに、マイナンバー自体が漏洩しても、それだけでは個人情報を不正に取得することはできず、安心感を提供しています。

紛失時の対応



万が一、マイナンバーカードを紛失または盗難に遭った場合、迅速な対応が求められます。まずは、マイナンバー総合フリーダイヤル(0120-95-0178)に連絡し、機能の一時利用停止手続きを行いましょう。この手続きは、24時間365日対応しており、一部の外国語にも対応しています。

再交付の手続き



紛失から30日以内に、お住まいの市区町村の窓口で再交付申請をすることができます。「特急発行・交付制度」により、原則1週間で新しいマイナンバーカードが再発行されます。必要書類として、本人確認書類や交付申請書、手数料(2,000円、電子証明書が不要な場合は1,800円)が必要です。再交付されたマイナンバーカードは、住民登録の住所に届けられるため、対面での受取が必要です。

情報の分散管理



マイナンバー制度では、情報を一元管理するのではなく、必要な時に必要な情報のみをやり取りする「分散管理」の仕組みを取っています。このため、特定の機関に情報が集中することはなく、情報漏洩のリスクが低くなっています。

また、情報のやりとりは、役所ごとに異なる暗号化された符号を用いて行われ、セキュリティの国際標準である「ISO/IEC15408認証」を取得しており、その安全性が保証されています。

安心して利用するために



マイナンバーカードを利用する際には、その安全性について理解し、紛失時の手続きについても把握しておくことが重要です。詳しい情報はデジタル庁の公式サイトやFAQを確認することで得られます。マイナンバーカードを安心して利用し、デジタル社会の恩恵を受けるために、しっかりとした知識を蓄えましょう。

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