グローバル・ブレインが低炭素ソリューション企業Twelveに出資決定

グローバル・ブレインがTwelveに出資

近年、持続可能なエネルギーの重要性が高まる中、グローバル・ブレイン株式会社が低炭素合成燃料を専門とするTwelve Benefit Corporation（以下、Twelve）への出資を実施したことが明らかになりました。この出資は、地域社会や産業界に持続可能なエネルギーソリューションを提供することを目的としています。

Twelveとは何か？

Twelveは、アメリカ・カリフォルニア州に本社を置くスタートアップ企業で、2015年に設立されました。彼らのコア技術は、二酸化炭素の電気分解によるe-fuel（合成燃料）の製造です。このプロセスでは、二酸化炭素、水、そして再生可能エネルギー由来の電力を原料として使用し、持続可能な航空燃料や他の化学製品を製造しています。

その技術は、特に航空や船舶など、従来の燃料から脱却する必要がある産業にとって非常に有望です。Twelveの製造プロセスは、生産効率が高く、従来のバイオマスを用いた製併方法に比べて二酸化炭素排出量を大幅に削減できます。

グローバル・ブレインの出資理由

グローバル・ブレインは、Twelveの研究開発の能力、エグゼキューションの力量、そして卓越した経営陣を高く評価して出資に踏み切りました。また、市場における合成燃料の大きな需要を見込んでおり、これは航空業界の需要も含まれます。

具体的には、アラスカ航空やInternational Airlines Group（IAG）といった企業とのオフテイク契約を結び、今後の成長が期待されている持続可能な航空燃料の供給が確保されています。このように、Twelveは着々と事業を前進させています。

今後の展望

グローバル・ブレインは、今後も東急建設株式会社と連携し、Twelveの成長をサポートしていく方針です。特に、低炭素燃料への需要は高まり続けており、Twelveはその需要に応える形で成長を遂げる可能性が高いと言えるでしょう。また、Twelveが製造する燃料は、船舶燃料やディーゼル燃料、さらにはナフサなどの基礎化学品としても利用可能です。

このように、Twelveのビジネスモデルは、様々な産業のニーズに応えられる柔軟性を持ち合わせています。出資を受けたことで、より一層の技術革新や市場展開が期待されます。