慶應義塾大学と共同研究:革新的なオンデバイス予兆検知AI
株式会社SHIN-JIGEN(奈良県奈良市)は、慶應義塾大学理工学部の松谷研究室と協力し、最新の「オンデバイス予兆検知AI」技術についての研究成果を報告します。具体的には、2025年8月21日および22日に東京ビッグサイトで開催される「大学見本市2025 ~イノベーション・ジャパン~」で、この成果を出展します。この展示会は、日本の大学や研究機関からの研究成果を共有するための大規模な場です。
オンデバイス予兆検知AIとは
近年、様々な産業や日常生活の場面において、機械や設備の故障をいち早く察知することが求められています。そこで注目されているのが「オンデバイス予兆検知AI」です。この技術は、機器に搭載されたAIが、リアルタイムでデータを分析し、異常を予知することを可能にします。特に松谷教授の研究する“軽量AIアルゴリズム”は、デバイスのその場で直接学習し、低消費電力かつ低コストでの運用ができる点が大きな特徴です。
この技術は、家庭用電化製品から製造ライン、さらには社会インフラに至るまで、さまざまな分野での応用が期待されています。特に「ポンプ故障予知」などの具体的なデモを通じて、実用化の可能性を実証することが目指されます。
大学見本市2025の概要
「大学見本市2025」は国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が主催する、日本最大の産学連携イベント。期間中は全国から集まった研究者や企業が、自らの研究成果や技術を展示し、産業界とのマッチングを行います。2025年度の今回は、8月21日と22日の2日間にわたり、東京ビッグサイトの西4ホールで開催されます。このイベントは、研究成果の社会還元や技術移転の促進を目的としています。
SHIN-JIGENの理念と取り組み
SHIN-JIGENは、ロボティクスとエッジAIを駆使し、社会の様々な課題に取り組む「未来実装カンパニー」です。会社の代表取締役兼CEOである藤本弘道氏は、AIが人々の生活やビジネスのあり方を根本から変える可能性を信じています。SHIN-JIGENは今後も、先進的なAI技術を使って、より良い社会の実現に向けた活動を続けていく予定です。
今後の展望
SHIN-JIGENは、慶應義塾大学との研究を通じて得られた成果をもとに、ビジネスや社会福祉の分野における新しい価値を創造するためのステップを進める予定です。また、この取り組みにより、エッジデバイスにおけるAI活用の幅が広がり、より実践的な技術として欠かせないものとなっていくでしょう。
この技術の実用化が進むことで、私たちの暮らしはさらに便利で安全なものになることが期待されています。