芝浦ルネサイト開発
2009-05-09 12:59:20

芝浦工業大学の新しい試み!産学連携による「芝浦ルネサイト」開発が完了

芝浦工業大学の新たな挑戦!「芝浦ルネサイト」プロジェクト



東京都江東区に新たな複合施設「芝浦ルネサイト」が完成し、話題を呼んでいます。このプロジェクトは、芝浦工業大学、株式会社新日鉄都市開発、日本土地建物株式会社の共同によるもので、大学、オフィス、ホテルの機能を統合した日本初の産学連携の再開発プロジェクトです。2023年、さらに発展を遂げるこの街は、学びと働き、そして滞在の融合を目指した空間となっています。

プロジェクトの背景



「芝浦ルネサイト」は、2009年に開校した芝浦工業大学豊洲キャンパスの移転に伴い、地域との関係を深める目的で計画されました。この開発は、大学が中心となって「まちづくり協議会」を立ち上げ、様々な民間企業や行政と連携しながら進められています。具体的には、三つの街区、A街区の芝浦キャンパス、B街区の芝浦ルネサイトタワー、C街区のホテルグレイスリー田町が一体となって、街全体の機能を充実させています。

まちづくりの特徴



1. 三街区の一貫した開発


「芝浦ルネサイト」の開発は、都市の環境、景観、防災能力を考慮した「まちづくりガイドライン」に基づいて行われています。例えば、約3,300本の木々により街の約40%が緑化され、環境に優しい潤いある都市が実現されています。デザイン面でも、各街区の建物は統一感を持たせるよう配慮され、地域に親しみやすい景観が生まれました。

2. 利用者にメリットをもたらす連携サービス


三街区は、それぞれの機能を持ちながらも、有機的に連携したサービスを提供しています。具体的には、大学の空き教室をビジネスイベントで利用できるようにしたり、インターンシップ制度を通じて学生と企業の交流を促進したりしています。このように、相互に利益をもたらす取り組みにより、地域社会における新しい価値が生まれています。

3. エリアマネジメント組織の設立


開発後も一貫した理念をもって運営を続けるための組織、「芝浦ルネサイトまちづくり連絡会」が設立されました。この連絡会では、災害時における地域貢献や、メンテナンス・運営を通じて、地域全体の発展にも寄与することを目指しています。

街開きイベント


完成を記念して開催される街開きイベントでは、「防災」「デザイン」「ものづくり」をテーマにした様々な活動が行われます。芝浦工業大学によるシンポジウムや、子ども向けの楽しい防災訓練など、多様なコンテンツが用意され、多くの来場者が楽しむことができる魅力的なイベントとなる予定です。

未来への展望


「芝浦ルネサイト」は、ただの施設ではなく、地域の人々が集い、学び、交流を深める場としての役割を果たすことが期待されています。このプロジェクトは、大学と地域、民間企業が協力して創り上げる未来のまちづくりのモデルケースとなりうるでしょう。新たな形の都市空間の実現に向けて、今後の展開が楽しみです。

会社情報

会社名
日鉄興和不動産株式会社
住所
東京都港区赤坂一丁目8番1号 赤坂インターシティAIR
電話番号
03-6774-8000

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