2026年1月19日、株式会社ロッテが参画する「噛むこと健康研究会」は第7回年会の講演動画を公開しました。この年会は、「噛むこと」が私たちの健康に与える影響を科学的に探求する研究プロジェクトの一環であり、口腔機能の維持を通じて健康寿命を延ばすことを目的としています。特に、高齢化社会においては、噛むことの重要性がますます注目されています。
この研究会は、医療、歯科、栄養学など様々な分野の専門家が集まり、噛むことが身体全体の健康にどのように寄与するかを研究してきました。必要な噛む機能が衰えることが認識され、特にオーラルフレイル(口腔機能の低下)が深刻な健康問題であることが知られるようになっています。
では、具体的にどのような成果や知見が得られたのでしょうか?第7回年会では、「咀嚼機能と栄養状態」についての講演や、咀嚼機能の計測方法など、最新の研究成果が発表されました。また、トークセッションでは、実際の大規模調査から得られた知見が共有され、オーラルフレイルがどのように介護のリスクを高めるかについて議論されました。これらの情報は、日常生活におけるバランスの取れた食事や、社会的な生活の質を維持するためにも重要な指針となります。
特に、咀嚼の健康への影響に関しては、東京科学大学の准教授、駒ヶ嶺友梨子氏による講演が注目されました。彼女は、咀嚼機能の維持が栄養状態や認知機能に直接的な影響を及ぼすことを述べ、食事における噛むことの重要性を強調しました。噛むには、ただ食べ物を砕くだけでなく、脳への刺激を与え、著しい健康効果を生み出す役割があります。
また、技術的な革新として、東京電機大学の武政誠教授が、フード3Dプリンターを活用した食感の分析と評価について発表しました。これは、個々のニーズに適した食事を提供するための新たな可能性を示唆しています。食品の食感を科学的に解析して、個別に最適な食事を創出することができる手法として期待されています。
ヘルスケアが進む中、私たちは噛むことがただの食事行為に留まらず、健康を保つための重要な要素であることを再認識する必要があります。健康管理も含めた日常生活において、噛むことを意識し、健康的なライフスタイルを促進するよう心がけることが重要です。
ロッテの「噛むこと健康研究会」は、これからも各専門分野の知見を発展させ、世の中にその重要性を広めていく活動を続けていきます。噛むことを生活習慣の一部として取り入れ、全身の健康を支える力を知り、共有し、健康で長生きできる社会を実現していくことが期待されています。噛むことの重要性を理解し、生活に取り入れることで、私たち一人ひとりがより良い未来を築いていく手助けになるでしょう。