内部統制業務を支援する「smoove J-SOX」の新機能発表
株式会社WARCが提供する内部統制業務DXのSaaS「smoove J-SOX」が、2025年9月に新機能「AIリスクスキャン」の提供を開始することを発表しました。本機能は、生成AIを活用して業務記述書からリスクを検知し、内部統制文書の作成をより効率的かつ高品質に行えるようにサポートします。
新機能「AIリスクスキャン」の誕生背景
内部統制業務を担う企業にとって、業務記述書、フローチャート、リスクコントロールマトリクス(RCM)の整備や更新は必要不可欠です。しかし、多くの企業ではリスクの網羅性や正確性が確保できず、内部統制に関する判断が従業員の経験値に依存しがちです。このため、特にIPO準備中の企業だけでなく、上場企業でもリスク設定に悩むことが多く、内部統制担当者にさらなる負担をかけています。
「AIリスクスキャン」の具体的な機能
新機能「AIリスクスキャン」は、業務記述書を生成AIが解析し、予測されるリスクを特定・提示する役割を持っています。従来は担当者の知識に大きく依存していたリスク検討が、この機能を使用することで次のような利点を得ることができます。
1. リスク検討の抜け漏れ防止
生成AIによる解析を通じて、見落とされがちなリスクを提示し、必要なリスクを広範囲にわたって検知することが可能になります。
2. リスク設定の妥当性向上
経験豊富な公認会計士によりチューニングされた生成AIの解析結果を活用することで、リスク設定の正確性を向上させます。
3. 文書作成・レビュー業務の効率化
内部統制文書の作成やレビュー作業にかかる時間やコストを削減し、担当者がより重要な業務に集中できるようサポートします。この機能は複雑な設定をする必要がなく、直感的な操作で簡単に利用できます。
本機能は、2025年9月から利用可能になり、環境に応じて月50回の使用に制限されています。
「smoove J-SOX」の全体像
「smoove J-SOX」は、内部統制業務の品質向上と効率化を実現するためのクラウドサービスです。使いやすさを備えたこのプラットフォームは、J-SOX3点セットの作業時間を50%以上削減できることが特徴です。これにより、内部統制担当者は本来注力すべき業務に専念できるようになります。一元的にした内部統制業務の管理で、年間を通じて継続的な効率化も実現します。なお、この効果は当社の公認会計士による計測結果に基づいています。
今後の展望
「smoove J-SOX」は、企業の成長に不可欠な内部統制やガバナンスを支えることを目指しています。J-SOX領域だけでなく、内部監査やリスクマネジメントの分野にも拡張し、日本における「ガバナンスプラットフォーム」としてさらなる発展を目指します。
「smoove J-SOX」に関する資料請求やお問い合わせは、公式ウェブサイトから承ります。
株式会社WARCについて
WARCは、東京都品川区に本社を置き、経営管理支援に特化した企業です。2017年5月に設立され、様々なサービスを提供しています。具体的には、経営管理部門のハンズオン支援「Co-WARC」、ハイクラス人材紹介「WARC AGENT」、そして内部統制業務DXの「smoove J-SOX」といったサービスを展開しています。
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