ベルトラ、構造改革で5期ぶりの黒字達成
旅行体験を提供するベルトラ株式会社(本社:東京都中央区)が、2025年度の決算で5期ぶりに営業黒字を達成したことを発表しました。2025年12月期において、営業収益は45.8億円、営業利益は1.05億円とし、前年は赤字だった同社の業績を劇的に改善させた要因に迫ります。
経営方針の転換
2025年度のベルトラは、経営の優先順位を「規模の拡大」から「収益性と組織効率」へとシフトさせました。この意図的な転換が、OTA(オンライン旅行代理店)事業の徹底した構造改革を実現し、持続可能な利益創出の基盤を築く結果へと繋がりました。この新たな戦略によって、営業費用を前年同水準に抑えつつも、増収を果たすことに成功しました。
特にOTA事業では、営業利益率が前年の13%から24%へと飛躍的に向上。これにより高収益体質を実現し、益々の成長が期待されます。さらに、グループ全体で7%、ベルトラ単体では11%の人員適正化を行い、業務の効率化を図りました。
リンクティビティ事業の成長
一方、観光IT(リンクティビティ)事業は、会社の成長ドライバーとして重要な役割を果たしています。ここでは、市場の成長率を上回る拡大を継続し、新たな大型契約の獲得によって売上高が前年比で24%増加するなど、堅調な業績を維持しています。
この成長は、交通機関とのシステム連携が進み、インバウンド観光における不可欠なプラットフォームとしての地位を固める要因ともなっています。
2026年度の展望
2026年度においても、ベルトラはさらに強固な基盤を活かし、7%の営業収益増加を見込むなど成長を続ける計画があります。同年度の営業利益予想は3.8億円、これは前期比で262%増を見込む好調な数字です。この成長は、確実な利益創出のサイクルを確立するための組織のスリム化と意思決定の迅速化によって支えられています。
CEOの二木渉氏は、「2025年度は我々にとって『規律ある再構築』を完遂した重要な年でした。この戦略的な取り組みの結果、売上増が直接的に利益に繋がる体質を整え、有意義な成長基盤を確保しました。」とコメントしました。今後も、OTAやリンクティビティの強化に向けてさらなる企業価値の向上を目指していく意向を示しています。
ベルトラについて
ベルトラは、国内外の旅行体験を提供し、顧客が豊かな体験を享受できるよう支援しているサービスです。現地ツアーの数は約22,000、約8,000社の催行会社と提携し、150カ国でのサービスを展開しており、260万人を超える会員を有します。これからも旅行者に心温まる体験を届けるため、ベルトラは進化を続けていきます。
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