ロボット授業実験
2025-09-24 14:32:23

ロボット「Pepper」が教壇に立つ!新たなプログラミング授業が始まる

教育の未来を切り開くロボット授業の実験



大阪市中央区に位置する追手門学院小学校では、革新的な教育モデルの実践が行われています。この学校では、2025年9月26日(金)に人型ロボット「Pepper」が教壇に立ち、約36名の小学3年生に対してプログラミング授業を行う実証実験が行われました。この取り組みは、教員の補助なしでロボットが授業を進めるという国内でも珍しい試みであり、未来の教育の方向性を占う重要なステップとされています。

この実験は、追手門学院ロボット・プログラミング教育研究推進室の福田哲也室長と追手門学院小学校の神田孝央先生が主導しています。福田室長はこれまで、追手門学院大学や併設学校で行われた「Pepper」を活用したワークショップにおいて、子どもたちにプログラミングの楽しさを伝えてきました。

ロボットによるプログラミング授業の新たな形


今回の授業では、学習指導要領に沿ったプログラミング教育に基づき、実際に豆電球を点灯させる実習が行われました。「Pepper」はプログラムの手順をわかりやすく説明し、児童はその内容に従い課題に取り組みます。これまでのロボットの活用が教員の補助的役割に留まっていたのに対し、ロボットが独自に授業を展開する点が大きな特徴です。

この取り組みは、国が掲げるSociety 5.0の実現に向けた新たな教育の可能性を探るものです。児童がロボットによる授業内容をどれほど理解できるのかを検証し、従来の教員による授業との比較を通じてその効果を測定します。

実証実験の目的と今後の展望



追手門学院小学校の目指すところは、ロボットと教員が協働しながらより良い教育環境を構築することです。また、児童中心の教育を実現し、教員がそれぞれの児童に寄り添った支援を行えるような柔軟で多様な学びの場を提供することを目指しています。

このようにして、新しい教育スタイルへ向けた布石が打たれつつあるのです。実証実験を通じて得た知見を基に、今後もロボットと教員が共に進化しながら、児童にとって学びやすく、興味を引きやすい環境を築いていくことが期待されます。

教育を変える一歩を踏み出す



今回の実験は、ただ単にプログラミングを学ぶ機会を提供するだけでなく、教育のあり方そのものを見つめ直すきっかけともなります。ロボットが果たす役割としての新たな可能性に注目が集まり、教育界に新風を吹き込むことになるでしょう。今後も追手門学院小学校の取り組みに、大いに期待が寄せられます。


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会社情報

会社名
学校法人追手門学院
住所
大阪府茨木市太田東芝町1-1登記上本店:大阪市中央区大手前1丁目3-20
電話番号
072-665-9166

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