社会的養護のもとで暮らす高校生たちへ
2026年3月26日、公益財団法人資生堂子ども財団が主催する自立支援セミナー「未来デザインプログラム」が、広島市にある資生堂ジャパンのオフィスで初めて開催されました。このプログラムには、中国地区の児童養護施設に住む中高生26名が参加し、将来や自分自身について深く考える機会を得ました。
目的と背景
日本における社会的養護のもとで生活する中高生は、将来の進路や職業について悩むことが多いですが、そんな彼らのために、資生堂子ども財団は「未来デザインプログラム」を企画しました。今回のセミナーは、同財団、株式会社リクルート、および資生堂ジャパンの三者が協力して実施し、就職や進学における選択肢を考えるための材料を提供することを目的としています。
特に、多くの参加者が日常ではなかなか体験することのない企業のオフィスでの活動を通じて、自立のための意識を高めることを狙いとしています。
プログラム内容
当日は、参加者たちが3つのセッションを経て自身の将来について考えました。
1. 可能性発見プログラム
リクルートの講師が指導する自己理解ワークでは、文化祭の「ドーナツ屋さん」出店を題材に、参加者が自らの興味と職業の適性について探るワークを実施しました。意見交換を通じて、参加者は自分の将来にどのような職業が適しているかを考え、職業選択の参考にすることができました。
2. 美容&営業のお仕事体験
次のセッションでは、参加者が実際の化粧品を使用し、その魅力を理解することを目的として、プロの美容業者が業務の一環としてのトーク術やSNS投稿の方法を教えました。この体験を通じて、参加者は化粧品の販売における実態を直に体験しました。
3. 働く大人との対話
最後に、資生堂の様々な職種にいる社員とのグループトークが行われました。参加者は大人たちからの経験談や価値観を聞くことで、自身の将来についてのイメージを膨らませることができました。大人たちは自身のキャリアや失敗談、モチベーションの源泉など多岐にわたる話をする中で、参加者たちにとって大変貴重な対話の場となりました。
参加者のフィードバック
セミナー参加者からは、次のような声が寄せられました。
- - 「将来を考えるきっかけにになった。もっと考えようと思う。」
- - 「失敗は悪いことではないと思った。」
- - 「チーム活動が楽しかった。」
- - 「良いことも悪いこともある人生だが、乗り越えられると思った。」
- - 「自分に合った職業を探す手がかりが見つかった。」
開催概要
- - イベント名:未来デザインプログラム
- - 開催日時:2026年3月26日(木) 10:00~17:00
- - 会場:資生堂ジャパン 広島オフィス(広島市中区八丁堀16番11号 スタートラム広島10F)
- - 参加対象者:中国地区の社会的養護のもとで暮らす高校1〜2年生
- - 主催:資生堂子ども財団
- - 協力:資生堂ジャパン、リクルート
資生堂子ども財団について
資生堂子ども財団は1972年に設立されて以来、社会的養護下の子どもたちの未来を支える活動に取り組んでいます。自立支援や教育進学支援、職員の育成、地域への情報発信などを通じて、「すべての子どもが自分らしく生きられる社会」を目指しています。