東陽テクニカが生体データ統合解析ソフト「iMotions Lab」を発売
概要
株式会社東陽テクニカが、デンマークのiMotions A/Sとの販売代理店契約を結び、生体データ統合解析プラットフォーム「iMotions Lab」の販売を2026年6月29日から開始します。このプラットフォームは、視線や表情、脳波、心拍などのさまざまな生体データを統合的に収集し、可視化及び分析が可能です。自動運転や先進運転支援システム(ADAS)に関連する研究において、安全で快適な自動車の開発に寄与することが期待されています。
バックグラウンド
近年、人間の特性や行動を基にした製品設計やユーザーエクスペリエンスの向上が求められています。特に自動車産業では、自動運転技術の進展に伴い、ドライバーとシステムの最適な関係設計が不可欠です。これには、人の「感情」や「認知状態」を正確に把握する手段としての生体データが重視されています。しかし、生体データを取得するには各部位にセンサーを取り付け、そのデータを後処理で同期・分析する必要があるため、複雑さが課題となっていました。
「iMotions Lab」の特徴
「iMotions Lab」は、研究設計からデータ収集、分析に至るまでを効率的に行うためのモジュール式プラットフォームです。50種を超える製品やデバイスとの連携が可能で、視線計測や表情分析、脳波(EEG)、心電図(ECG)など、多様な生体センサーを通じて得られるデータを一元的に扱えます。これにより、人間の行動や反応を多角的に分析することができるのです。
例えば、自動車開発においては、ドライバーの注意力や認知的負荷を測定し、ヒューマンマシンインターフェース(HMI)の改善を行うための貴重なデータを提供します。ドライバーや乗員がどのように視線を向け、警告に気付いているか、操作に対するストレスを感じているかを詳細に分析できるため、安全な運転と快適なユーザー体験が実現します。
幅広い応用可能性
また、「iMotions Lab」はシミュレーター環境および実走行テストの双方での使用に対応しており、さまざまな運転シーンにおけるデータを収集できます。分析の標準化や迅速化を図るために、生データに加え、処理済みデータや専用アルゴリズム(R-notebooks)を用いた指標抽出が可能です。
このように、東陽テクニカは「iMotions Lab」を通じて、先進的なモビリティ技術の研究開発におけるニーズに応えるべく、今後も注力していく方針を示しています。
製品情報
- - 製品名: 生体計測統合プラットフォーム「iMotions Lab」
- - 販売開始日: 2026年6月29日
- - 価格: 要お見積り
企業について
iMotions A/Sは2005年に設立され、生体データを活用した人間行動の研究用ソフトウェアを提供しています。20社以上の生体センサーメーカーと提携し、2021年にはスウェーデンのSmart Eye ABの傘下となりました。
株式会社東陽テクニカは、最先端の計測技術を駆使し、安全で環境に優しい社会の実現に貢献することを目指しています。
参考リンク