相模原市で宇宙が身近に感じられる「宇宙フェスタさがみはら」開催

相模原市では、宇宙をテーマにした一大イベント「第６回宇宙フェスタさがみはら」が2023年12月1日（日）に開催されます。このイベントは、地域の特性を活かし「宇宙を身近に感じられるまちさがみはら」の実現を目指しており、全体の舞台は相模原市立博物館です。

相模原市の魅力は、何と言っても日本の宇宙開発の中心地である宇宙航空研究開発機構（JAXA）が所在することです。この施設の周辺には、JR淵野辺駅の発車メロディに「銀河鉄道999」が使われており、地域全体が宇宙に関連した雰囲気に包まれています。特に市立博物館には、宇宙に関する常設展示やプラネタリウムがあり、訪れる人々に宇宙の神秘を伝えています。

「宇宙フェスタさがみはら」は2016年度から地元の事業者や教育機関と連携しながら企画されてきましたが、今年が6回目の開催となります。コロナ禍で数回の中断を経て、今回は特に「プラネタリウム」に焦点を当てたプログラムが用意されています。この日は、29年間の運用を終える光学式プラネタリウム投影機「ヘリオス」への感謝の気持ちを込めた最後の上映会も行われます。

メインプログラムには、JAXA宇宙科学研究所の吉川真氏と天文家の大川拓也氏を招いた講演会も含まれています。この講演では、最新のプラネタリウム機器の稼働開始についての期待や、過去29年間の軌跡について詳しくお話が伺えます。また、特別なプラネタリウム投影に参加した方にはオリジナルの缶バッジがプレゼントされ、上映後には投影機器との記念撮影も可能です。
リアルな体験ができるコーナーも豊富で、星の形をしたストラップ作りやレジンチャーム作り、さらには宇宙関連のVR体験など、家族全員が楽しめる内容が盛りだくさんです。参加は無料ですが、プラネタリウム観覧には別途料金が必要となりますので、事前に詳細を確認しておくと良いでしょう。

開催場所は相模原市立博物館で、開場時間は午前9時30分から午後5時までです。イベントの主催は、宇宙フェスタさがみはら実行委員会で、JAXA宇宙科学研究所などが協力しております。相模原市の特徴を感じつつ、宇宙の魅力に触れる貴重な機会を逃さないためにも、ぜひとも訪れてみてください。これからの宇宙開発も感じられる素敵な一日が待っています。