ダイアログ・セミコンダクターがBluetooth® Smartで進化するPC周辺機器市場

ダイアログ・セミコンダクターによる新たなワイヤレス体験



英国ロンドンに本拠を置くダイアログ・セミコンダクターは、今月、同社のBluetooth® Smart技術を搭載した新しい「SmartBond™ DA14580」System-on-Chip (SoC) を発表しました。これにより、PCやタブレット向けのワイヤレス・キーボードなどの周辺機器にBluetooth® Smartが活用されることが期待されています。特にPCやタブレットに関して、この技術は急成長中の市場をターゲットとしており、利便性向上やコスト削減が求められる今日にピッタリのソリューションです。

成長する市場での新たな可能性



IHS社の予測によると、2014年内のPCおよびタブレットの出荷台数は約6億2,300万台に達すると見込まれ、その大半がBluetooth® Smartに対応しています。これに対して、PC周辺機器市場でも急成長が見込まれ、6億1,400万台の出荷が予測されていることから、ダイアログ・セミコンダクターのBluetooth® Smart技術の導入は重要な価値をもたらすと考えられます。

Bluetooth® Smartが急速に普及している背景には、ペアリングメカニズムの改善やワイヤレス機器の価格低下、さらには消費者のニーズが高まっていることが挙げられます。また、Windows 8の普及によって、Bluetooth® Smartのサポートが強化され、ワイヤレスPC周辺機器への需要が高まることも予想されています。

DA14580の可能性



ダイアログ・セミコンダクターのシニア・バイス・プレジデント、ショーン・マグラスは、DA14580が現在利用可能なBluetooth SoCの中で最も低消費電力のものであり、ワイヤレス・キーボードのバッテリー寿命を3倍に延ばすことができると語っています。加えて、最新のリファレンス・デザインは、独自のワイヤレス・コネクティビティソリューションに匹敵する最小限のコストで、あらゆる機能を包括することが可能です。

ワイヤレス・キーボード・リファレンス・デザインの特徴



このリファレンス・デザインは、以下のような特長を備えています。
  • - フル109キーのキーボード
  • - 異常なしの接続表示やバッテリー残量の確認が可能なLED
  • - 最小限の部品コスト
  • - 運用に優れた消費電流:動作時5mA未満、スリープ時600nA
  • - ソフトウェア全般の高度なカスタマイズが可能

これにより、メーカーは迅速に市場に最先端のデザイン製品を投入することができ、特に急成長中のHID市場への参入を容易にしています。

ダイアログ・セミコンダクターの市場硬化



ダイアログ・セミコンダクターは高集積ミックスドシグナルICの製造を通じて、モバイルデバイスやLED照明機器向けのソリューションを提供しており、特にBluetooth® Smart分野での急成長に伴い、製品やサービスの拡充を図っています。

ロンドンに本社を置く同社は、2013年には約9億1000万ドルの売上を達成し、欧州で最も成長の速い半導体企業の一つとなっています。

結論



このように、ダイアログ・セミコンダクターのBluetooth® Smart DA14580は、急成長するPC周辺機器市場において新たな可能性を開く存在です。今後の発展に期待が寄せられる中、同社は環境に優しい先進的なソリューションをもって、メーカーやエンドユーザーにとっての利便性を提供し続けることでしょう。

会社情報

会社名
ダイアログ・セミコンダクター株式会社
住所
東京都新宿区西新宿6-10-1
電話番号

トピックス(IT)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。