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阪急阪神ホールディングスがグリーンボンド発行、ゼロカーボン宣言を実現へ

阪急阪神ホールディングスの新たな試み

阪急阪神ホールディングスは、2023年に新しい試みとして、ゼロカーボンベースボールパークの整備に向けた資金調達を目的に、グリーンボンドを発行することを発表しました。この取り組みは、持続可能な社会の実現を目指しており、2050年までのカーボンニュートラルを掲げる同社の目標に基づいています。

ゼロカーボンベースボールパークとは

ゼロカーボンベースボールパークは、小田南公園内に設置される阪神タイガースの新ファーム施設を中心とする整備計画です。環境に配慮した設計がなされるこの施設は、野球ファンだけでなく地域住民にも新たな魅力を提供することが期待されています。

グリーンボンドの発行について

今回発行されるグリーンボンドは、具体的には以下のような概要を提供します。

- 名称: 阪急阪神ホールディングス株式会社第71回無担保社債（グリーンボンド）
- 発行総額: 100億円
- 発行年限: 5年
- 利率: 年1.275％
- 払込/償還期日: 2025年2月28日及び2030年2月28日

このグリーンボンドは、阪神タイガースファーム施設の移転に必要な設備投資や、関連するコマーシャル・ペーパーの償還資金に使用されます。

外部評価と透明性

阪急阪神ホールディングスは、第三者機関である株式会社格付投資情報センター（R&I）から、グリーンファイナンス・フレームワークに関する外部評価（セカンドオピニオン）を取得しています。この評価により、発行されたグリーンボンドが環境に優しいプロジェクトに資金を供給することを確認できます。

ストラクチャリング・エージェントと証券会社

グリーンボンドの発行にあたっては、SMBC日興証券株式会社が主幹事証券会社となり、他にも大和証券株式会社や三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社、みずほ証券株式会社、野村證券株式会社が協力しています。

また、財務代理人として株式会社三井住友銀行が名を連ねています。これにより、透明性のある運営が確保されることが期待されています。