日之影町と宮崎大学など、連携によるまちづくりを進める取り組み
産学官連携で日之影町の未来を拓く
宮崎県日之影町は、地域のさまざまな課題に対処するための新たなステップを踏み出しました。地域振興のため、国立大学法人宮崎大学、イー・アンド・エム株式会社、株式会社共立ソリューションズと連携し、「まちづくり」をテーマにした協定を結びました。この取り組みは、四者の強みを生かし、地域活性化へ向けて共同で事業を推進していくことを目的としています。
協定締結の背景と目的
日之影町は、近年進行する人口減少や少子高齢化という厳しい現実に直面しています。これに伴い、農林業や商工業などの産業においては担い手不足が顕著となっている一方で、若者の流出も続いています。このような状況を打開するためには、地域の雇用環境や住環境の改善が急務です。また、高齢者が快適に生活できる支援も大切です。
協定では、以下のポイントを中心に協力し合うことが合意されました:
1. 人口減少と産業の担い手不足
2. 若者の人口流出の防止
3. 高齢者支援の強化
4. 廃校跡地の利活用による地域振興
5. 持続可能なまちづくりのための課題解決
これらの課題に対して、各分野の専門家や測定に基づいたデータ分析を行い、具体的な解決策を提案していくことで、町の未来を築いていく考えです。地域住民を巻き込んだ取り組みが求められる中、協定はその第一歩となります。
協定締結式の実施
この連携協定に関して、2023年5月30日に日之影町役場で協定締結式を行う予定です。式典では参加者の紹介や趣旨説明が行われ、協定書への署名が行われます。
出席者には、宮崎大学の学長鮫島浩氏、イー・アンド・エム株式会社の代表取締役会長兼社長岩城範彦氏、株式会社共立ソリューションズの取締役副社長伊藤覚氏、そして日之影町の町長佐藤貢氏が名を連ねています。
結びつける力
今回の協定締結は、地方創生の理念の下、各法人の強みを生かした連携が地域振興の鍵となることを示しています。これにより、日之影町は地域課題の解決へ向け、具体的な行動を起こそうとしています。協定を通じて得られる知見や技術は、町民に対するサービス向上にも寄与するでしょう。
連携を強化し、持続可能な地域社会の構築を目指す日之影町の取り組み。これからの動向に注目です。
会社情報
- 会社名
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日之影町
- 住所
- 宮崎県西臼杵郡日之影町大字七折9079番地
- 電話番号
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0982-87-3800