WahooとPioneerの提携で実現したELEMNTの新機能とは

WahooとPioneerの提携で実現したELEMNTの新機能

2018年9月、日本においてWahoo FitnessとPioneerが提携を発表し、ELEMNTおよびELEMNT BOLTにペダリングモニター機能を追加する独占インテグレーション契約を結びました。このコラボレーションにより、サイクリストたちは自身のパフォーマンスデータをリアルタイムで確認できるようになります。

Wahooの新機能とその影響

Wahoo Fitnessは、フィットネスデバイスやトレーニングエコシステムのリーディングブランドとして知られています。その最新技術を活用し、Pioneerが開発したペダリングモニターシステムをELEMNTで利用できるようにしました。このシステムは、自転車の推進力を左右に分けて計測し、クランクの回転角度ごとにペダリングの効率を分析します。これにより、サイクリストはパワーロスを最小限に抑え、トレーニングの質を向上させることができます。

ペダリングモニターの仕組み

Pioneerのペダリングモニターは、30度ごとに12箇所でクランクの回転を測定し、そのデータをもとに推進力の大きさと方向を判別します。この世界初の技術を搭載したELEMNTは、個々のサイクリストが自分のペダリングスタイルを詳細に把握し、必要な改善点を見極める手助けをしてくれます。この機能により、フィットネスが向上し、競技者としての成長も促されます。

WahooとPioneerの意義

WahooのCEO、チップ・ホーキンス氏は「このユニークな機能をELEMNTに搭載できることを喜んでいます。多くのサイクリストがKICKRを使用し、このデータによって自転車技術やフィットネスを向上させる手助けができることを非常に嬉しく思っています」と述べています。また、Pioneerのラッセル・ジョンソン氏は、ELEMNTとの連携により、より多くのサイクリストがペダリングモニターを利用できるようになることを嬉しく思います。

実際の使用方法

Wahooユーザーは、自身のデバイスのファームウェアをアップグレードし、ペアリングすることで簡単にこの新しい機能を利用できます。「ペダリングモニターモード」を選ぶことで、表示がシームレスに切り替わります。これにより、サイクリストは手間をかけずに新しいデータを活用し、より効果的なトレーニングを行えることが期待されています。

まとめ

この提携は、サイクリストにとって期待が持てるニュースです。WahooのELEMNTシリーズは、これまで以上に魅力的なデバイスへと進化しました。競技志向のアスリートからカジュアルに楽しむライダーまで、幅広いユーザーにとって大きな価値を提供することになるでしょう。これからのサイクリングライフをより充実させるための強力な一手となることは間違いありません。