高槻市、令和7年度当初予算案を発表
高槻市は、令和7年の初めての市議会定例会において、新たな当初予算案を提出しました。この予算案には、府内初となる子ども医療費の完全無償化や、地域の特色を活かした新しい取り組みが盛り込まれており、市民の生活をさらに豊かにする内容です。
主な予算内容
高槻市が取りまとめた予算案では、特に以下の事業が注目を集めています。
1.
子ども医療費の完全無償化:
令和7年4月から18歳までの子どもの医療費の助成を自己負担なしで実施することが決まりました。これは大阪府内でも初の試みであり、子育て世代にとって非常に大きな支援となります。
2.
小学校の見守り付き校庭開放:
放課後に安全に過ごせる環境を整えるため、見守り付き校庭開放を実施する学校をさらに20校へと拡大。これにより、小学生たちが放課後に安心して遊ぶことができる場所を増やします。
3.
危機管理センターの整備:
災害時の中核拠点として「(仮称)危機管理センター」の整備を進め、令和7年度中に完成を目指します。これにより、地域の災害対策が一層強化されます。
4.
高槻城公園北エリアの整備:
高槻城の歴史を再現するため、高槻城公園北エリアが整備され、火見櫓などのランドマークが設けられます。これは地域の観光資源としても期待されています。
5.
将棋のまちづくり推進:
高槻市が「将棋のまち高槻」を掲げ、将棋の文化を広めるためのプランを策定。JR高槻駅周辺で将棋を感じられる装飾も計画されています。
財政計画
一般会計では、さらに具体的な数字として1494億6356万4000円が計上されており、地域の発展を支援するための多くの事業が含まれています。
また、他にも以下のようなポイントが挙げられます。
- - 交通インフラの整備: 高槻駅南地区の再整備や無電柱化を進め、市街地の魅力を向上。
- - 福祉の充実: 特殊詐欺被害対策の強化や、地域共生ステーションの整備など、安心・安全な市民生活をサポートする取り組み。
- - 文化振興: NHKのど自慢や文化芸術鑑賞会の開催など、地域の文化を充実させるイベントも準備されています。
このように、高槻市は地域の特性を活かし、一体感のある施策を進めています。子育て世代はもちろん、高槻市全体の住民が安心して生活できる環境作りが進むことが期待されます。令和7年度、高槻市のこれらの取り組みがどのように実現されていくのか、今後の動向が注目されます。
この予算案の詳細やさらなる内容については、市議会での議論を通じて明らかになるでしょう。市民にとって、どのような影響があるのかを引き続き見守っていきたいところです。