成猫専門の保護猫カフェ「猫実」の挑戦
千葉県浦安市にある成猫専門の保護猫カフェ「猫実(ねこざね)」が、移転を目指して初の大規模クラウドファンディングを実施します。このプロジェクトは、地域の保護猫活動の枠を超え、成猫を迎え入れたい人々に新しい可能性を提供するものです。
「猫実」は、猫を売らず、保護猫の譲渡を主な目的としたスペースで、全国的にも希少な存在です。運営を手掛けるガッテリア株式会社は、2013年の設立以来、猫の譲渡活動を行い、215頭もの保護猫に新たな家族を見つけてきました。
大規模なクラウドファンディングの背景
クラウドファンディングは、今や全国各地で数多くの保護猫カフェが利用していますが、1,000万円を超える規模のプロジェクトは珍しいものです。このプロジェクトの成功によって、保護猫の生活環境が大きく改善されることが期待されています。
現在は、成猫を集中的に保護し、譲渡に繋げる活動が求められています。しかし、成猫は譲渡に繋がりにくく、長期的な保護が必要です。そのためにも、新しいカフェの開設が急務となっています。
猫実への移転の意義
浦安市には「猫実」という地名があり、地域に愛される猫の拠点を目指すこのプロジェクトは、地域づくりにも貢献します。移転先は日当たりが良く、窓が多く設けられた広々とした空間で、猫たちが快適に過ごせる環境が整えられます。これは、猫の譲渡数の向上にも直結するでしょう。
クラウドファンディングの詳細
プロジェクトの期間は2021年11月12日から12月27日まで。第一ゴールは500万円で、内装工事に最低限必要な資金として設定されています。さらに、1000万円の資金で床暖房や譲渡会場の整備を行い、最終的には1200万円で賃貸契約の敷金も確保します。
様々なリターンが用意されており、5,000円の応援コースから始まり、最高では1,000,222円のダイヤモンドサポーターコースまで、募金者に感謝の気持ちを伝える内容が多数揃っています。
未来への展望
「猫実」の新しいカフェが開店すれば、地域の猫に関する理解も深まり、保護猫活動の輪が広がることが期待されています。これをきっかけに、地域の人々が保護猫を家族として迎え入れる選択をすることでしょう。
私たちの取り組みは、ただの猫カフェではなく、保護猫の受け入れを促進する社会づくりの一環です。新たな拠点を持つことで、成猫に特化した譲渡活動が一層活性化し、多くの猫たちに新しい家族を届けたいと考えています。今回の挑戦が成功することで、猫と人々のより良い関係が築かれることを願っています。
新しい保護猫カフェの開店を待ち望んでいる愛猫家の声を背に、私たちは日々活動を続けています。ぜひ、クラウドファンディングのプロジェクトページをご覧いただき、支援をいただければ嬉しい限りです。
プロジェクトページはこちらで確認できます。