RSUPPORT社がWebRTC Meetup Tokyoで発表した新たな遠隔制御ソリューション
2023年、RSUPPORT社は東京で開催されたWebRTC Meetup Tokyoにおいて、自社の最新サービス『Mobizen PT(Presentation)』を発表しました。このイベントは、WebRTC技術に関心を持つ人々が集う場であり、毎回様々な企業が革新的な技術や製品を紹介しています。
Mobizen PTとは?
『Mobizen PT』は、RSUPPORTの既存のスクリーンミラーリングサービスを改良したもので、WebRTCを基盤にしています。これにより、従来のサービスに対して高い利便性、柔軟なネットワーク環境への対応力、及びコスト削減が実現されています。プレゼンテーションや会議で活用でき、特別なプラグインやアプリのインストールなしに、ブラウザに表示された6桁の数字を入力するだけで簡単に接続が可能です。
WebRTCを活用する利点
ホン・サンス氏は、Mobizen PTの利点として以下の点を挙げました。
1.
プラグイン不要: WebRTCを使用することで、ブラウザを通じてすぐに接続できます。
2.
幅広いOS対応: 様々なオペレーティングシステムでも使用可能です。
3.
高品質な映像: ブラウザのコーデックによって、安定した高品質映像を提供します。
4.
設定の迅速化: Signalingの過程でも複雑な設定を簡便に行えます。
5.
多様なネットワーク環境への適応: 組み込みのバンド幅制御技術が多様なネットワーク条件に対応します。
6.
メディアフロー制御: メディアフローの調整が可能です。
7.
開発効率の向上: WebRTC導入により、開発にかかる時間とコストが削減されます。
今後の機能追加予定
RSUPPORT社は、今後Mobizen PTに以下の機能を追加予定です。
- - DataChannelを利用した遠隔制御・ファイル転送機能
- - PC向けの画面ミラーリング機能
- - ビデオおよびオーディオ録画機能
- - WebRTCの品質制御機能の向上
こうした新機能の追加により、さらに多様なニーズに応えるサービスとなることが期待されています。
WebRTC Meetup Tokyoの意義
『WebRTC Meetup Tokyo』は2014年に始まり、毎回多くの参加者が集まる人気の勉強会です。国内外のスピーカーが最新のWebRTC技術を紹介し、活発な情報交換が行われます。これまでに『WebRTC Meetup Japan』や『WebRTC Osaka』、さらには『WebRTC Meetup Fukuoka』など、各地域でも同様のイベントが実施されています。
RSUPPORT会社概要
RSUPPORT社は、日本法人を2013年に設立し、リモートコラボレーションソリューションの開発に専念してきました。主なサービスには、リモートサポートツール『RemoteCall』、リモートデスクトップツール『RemoteView』、Web会議システム『RemoteMeeting』などがあります。東京都港区に本社を構え、業務の拡大を続け、グローバルな市場にも影響を与えています。詳しくは公式サイトをご覧ください。
まとめ
Mobizen PTは、RSUPPORT社の強化されたミラーリング技術であり、ユーザーにとって利便性の高い選択肢となることでしょう。今後も進化する機能に注目が集まります。WebRTC Meetup Tokyoでの発表は、さらなる技術革新の一歩となるかもしれません。