富田安紀子さんが語る、義眼を持つ和太鼓師範としての挑戦と新たな希望

富田安紀子さんのラジオ出演

2024年10月に新たにスタートするラジオ番組「Heart Station 〜想いと電波はどこまで届く？〜」は、様々な社会課題の解決を目指し、多くのリスナーと共に考えるプラットフォームを提供します。この番組では、福祉や教育などのテーマを取り上げ、聴く人々に共感と行動を促すことを目的としています。そんな番組の第6回目には、特別なゲストとして和太鼓師範の富田安紀子さんが迎えられます。

富田安紀子さんの背景

富田さんは、4歳から和太鼓を学び始め、現在では師範として活動していますが、道半ばで左目を失明。さらに右目も視力を失う可能性があるという厳しい現実と向き合っています。しかし、彼女はそれを悲観するのではなく、今見えることの大切さを実感しながら、全力で生きる姿勢を貫いています。和太鼓は彼女にとって「目が見えなくなっても生涯のパートナー」として、心の支えとなる存在です。この信条を胸に、富田さんは2021年の東京パラリンピック開会式にパフォーマンスメンバーとして参加し、視覚障害者としても人々に感動を与えました。

ラジオ番組での特別な話

「Heart Station」では、富田さんが自身の経験や葛藤を語るコーナーも設けられ、彼女の前向きな生き方や、視覚障害者としての日常、そして社会課題に対する取り組みについてリスナーと共に考える機会となるでしょう。彼女は、障害を抱える人々が抱える問題や、社会がどのようにその課題を受け止め、解決に向かうべきなのか、一緒に考えていくことの重要性を伝えたいと考えています。

次回放送のゲスト

続く2025年4月には、元WBOスーパーフェザー級チャンピオンで株式会社Treasure Boxing Promotionの代表である伊藤雅雪さんがゲストとして参加予定です。彼はボクシングの魅力や、ボクシング界の未来についてお話しされる予定で、さらなる期待が高まります。

Heart Stationの取り組み

株式会社Heart Stationは、地域に根ざしたFM局と連携し、持続可能な社会の実現を目指すことを掲げています。収益の一部は社会貢献活動に寄付され、リスナーの共感と行動を促す媒体としての役割を果たしています。こうした新たな試みが、地域社会の活性化にも寄与することを期待しています。

放送のスケジュールは、神奈川県の金沢シーサイドFMを始めとして、さまざまな地域で展開されます。各地域のリスナーに向けて、富田さんや他のゲストが届けるメッセージは、多くの人々に心の栄養となることでしょう。見えない世界を生きる富田安紀子さんの挑戦から、私たちも多くのことを学ぶことができるでしょう。