留学生支援の新しい取り組み
日本の留学生数は近年急増しており、多くの教育機関が留学生の受け入れを強化しています。一方で、留学生に適した住宅の確保は大きな課題となっています。このような背景を受け、EduTechJapan株式会社と株式会社インバウンドジャパンが、留学生向け不動産整備事業において業務提携を結びました。この提携は2023年11月1日から開始されます。
提携の背景と目的
この業務提携は、両社がそれぞれの強みを生かし、政府が掲げる「外国人留学生受け入れ40万人計画」を達成するためのものです。特に、インバウンドジャパンは留学生に特化した住宅を長年提供してきた実績があり、EduTechJapanは日本語教育機関をはじめとした教育機関との強力な連携を持っています。両社の協力により、留学生に快適な住環境を提供し、教育機関が本業に専念できるような体制を整えることが目的です。
提携内容の詳細
インバウンドジャパンは、留学生向けの住宅整備を中心に事業を展開しています。その内容は、法人による寮整備や留学生個人が入居するアパート探し、既存の留学生寮の運営サポートなど多岐にわたります。そして、住宅支援だけでなく、留学生が日本で順調に生活できるよう、生活全般のサポートも提供しています。
この提携により、留学生はストレスなく学業に集中でき、教育機関は寮運営に関わるトラブルを軽減できるため、双方にとってのメリットが期待されています。留学生の住宅環境が整うことで、日本社会における留学生の受け入れの基盤が強化されることを目指しています。
提携先企業の概要
インバウンドジャパンの基本情報
- - 会社名: 株式会社インバウンドジャパン
- - 所在地: 東京都新宿区高田馬場4丁目9−14 ふみビル4F
- - 設立年月: 2014年4月
- - 事業内容:
1. 外国人専用住宅開発事業
- サブリース事業
- 不動産仲介業
2. 外国人生活支援事業
- 外国人向け住宅支援
- 留学生向けアルバイト及び進学・就職支援
3. 外国人人材紹介事業
4. 通信事業
5. 翻訳・通訳事業
6. 国内外の教育機関への教育支援事業
今後の展開
この提携における今後の展開について、EduTechJapan株式会社は、外国籍留学生に関連する他の事業との連携を強化し、さらなる成長を目指しています。具体的には、教育事業全般の効率化を促進し、学習者に対するサービスを拡充する方針です。また、地域の空き家を活用した留学生寮の設立など、地域社会に貢献する取り組みも計画されています。
最後に
インバウンドジャパンの代表取締役、各務智仁氏は、「創業以来11年間、留学生の住宅を中心とした支援を行ってきました。今後も地域の空き家の活用など、社会問題の解決と連携して取り組んでいきたい」とコメントしています。新たな提携により、より良い留学生生活の実現に向けた動きが期待されています。