アイリスオーヤマが自動運転トラックと貨物鉄道での輸送実証に成功
2026年7月、自動運転トラックを駆使した新たな物流モデル「モーダルコンビネーション」を基に、アイリスオーヤマはNLP協同組合、T2と共に九州から関東への輸送実証を行いました。この実証は、トラックドライバー不足が深刻化する中、自動運転と鉄道を融合させた持続可能な物流の実現を目指したものです。
モーダルコンビネーションとは?
「モーダルコンビネーション」とは、自動運転トラックと貨物鉄道を組み合わせて貨物を輸送する新しい方式です。T2は2027年度以降のレベル4自動運転トラックによる幹線輸送の開始に向け、この取り組みを始めました。具体的には、アイリスオーヤマ鳥栖工場からNLP川崎DCまでの約1,100kmを、二日間で輸送する実証を行い成功を収めました。
この実証では、T2が開発したレベル2の自動運転トラックと、JR貨物の貨物列車が連携し、効率的な物流プロセスを実現しました。具体的には、鳥栖工場から福岡貨物ターミナルまでは全国通運が担い、福岡から京都まではJR貨物、そして京都からNLP川崎DCまでの区間がT2の自動運転トラックで運ばれました。このプロセスによって、物流コストの削減と環境負荷の低減が期待されています。
輸送品質と環境負荷の検証
今回の実証では、モーダルコンビネーション用に開発された31フィート共用コンテナを用いて、アイリスオーヤマの炭酸水「CRYSTAL SPARK」を運びました。輸送中の品質やオペレーション、また環境への負荷を細かく検証した結果、特に問題も発生せず、全行程をスムーズに進めることができました。積み替えもスムーズに行われ、荷崩れなどの影響もなかったという結果は、物流効率化の一助になると言えるでしょう。
今後の展望
この測定結果を踏まえ、アイリスオーヤマとNLP、T2の三社は、今後の定期運行に向けた連携を進める方針です。また、九州に存在する他の荷主の取引先との協議も進めており、同様のモーダルコンビネーションによる物流網の拡大が期待されています。
まとめ
アイリスオーヤマが推進するこの取り組みは、物流の効率性と環境への配慮を両立させる新しい可能性を示しています。今後の展開に注目が集まる中、持続可能な物流モデルとしての成熟が期待されます。物流業界の未来を切り開くアイリスオーヤマの挑戦は、私たちに新しい生活スタイルをもたらすかもしれません。