新しい国産セキュリティプラグイン『防人(SAKIMORI)』の登場
1. 概要と背景
Cross&Crown Security Intelligence合同会社(CCSI)が、国産のWordPressセキュリティプラグイン『防人(SAKIMORI)』をリリースしました。このプラグインは、改ざん検知やファイルスキャナー、隔離、復旧機能を統合したもので、中小企業向けに特化したマネージド・セキュリティサービスです。特に、最近の調査によると、平均73万円の被害額が発生し、復旧までの平均日数は5.8日にも及ぶ中小企業にとって非常に重要な対策といえるでしょう。
2. セキュリティの重要性
サイバー攻撃は今や規模の大小に関わらず発生しており、特に脆弱性をついた不正アクセスが多く報告されています。それによって、自社だけでなく取引先にも影響が及ぶことが多く、中小企業にはセキュリティ対策の強化が求められています。実際、調査では約6割の企業が最近3期にわたってセキュリティ投資を未実施であることが判明しました。これを受けてCCSIは、導入の際のハードルを低くし、より多くの企業に防御手段を普及させる取り組みを行っています。
3. 特徴的な機能
『防人(SAKIMORI)』の特筆すべき特徴は以下の4つのステップであり、これにより効率的なセキュリティ対策を実現します。
防御(WAF)
従来のプラグインとは異なり、あらゆる攻撃ベクトルを遮断できる防御機能を搭載しています。特にWordPress特有の攻撃にも対応しており、誤検知を抑えるための設定も可能です。
改ざん検知
内部からファイルの変更を監視し、外部からの侵入よりも早期に改ざんを検出します。SHA-256を基にした検知機能を持ち、コンテンツの内部状態を常にチェックします。
ファイルスキャナー
悪意あるコードだけでなく、危険な設定ファイルや「正規ツール」にも注意を払いチェックを行います。高度な難読化を検出するスコアリング方式も採用されています。
検疫・復旧
疑わしいファイルは自動または半自動で隔離します。万が一の改ざん被害には、CCSIの復旧サービス「WebRepair」によって無償での復旧が提供されます。
4. 無償復旧保証とその意義
「防人」を利用することで、万が一改ざん被害に遭った場合でも無償で復旧が可能です。この点は特に中小企業にとって大きな安心材料となります。セキュリティ対策は企業の信頼を築くための投資であり、取引先からも要請される重要な要素です。実際、調査の結果、42.1%の企業が安全対策が取引先との契約に繋がったと回答しています。
5. まとめ
『防人(SAKIMORI)』は、単なるセキュリティ機能を超え、企業価値の信頼基盤を構築するために開発されました。中小企業にとってセキュリティを強化し、ビジネスの信頼性を高めるための重要な一歩と言えるでしょう。シンプルで効率的な運用が可能なこのプラグインで、信頼される企業の実現に向けた対策を行いましょう。
6. 会社情報
Cross&Crown Security Intelligence合同会社
- - 代表者: 増子 貴仁
- - 所在地: 東京都港区赤坂8丁目8-10 AKASAKA8BLDG.B1F
- - URL: CCSI