無人島に挑む少年の生きる力を描いた映画『Return to My Blue』が完成

映画『Return to My Blue』が完成！

デジタルハリウッド大学大学院の修了生、野口雄大氏が監督を務める短編ドキュメンタリー映画『Return to My Blue』が、このほど完成し、予告映像およびプロモーション動画が公開されました。本作では、人工呼吸器を必要とする少年と彼の母親が、電気も水もない無人島への冒険に挑む姿を捉えています。

作品の概要

映画『Return to My Blue』は、38分56秒の短編ドキュメンタリーであり、少年と母親の強い絆が描かれています。この作品は、医療スタッフやボランティアチームの協力を得て、不可能と思われる環境に挑む二人の姿を追います。彼らの冒険を通じて、少年は笑顔を絶やさず、その姿は「生きるとは何か」というテーマに繋がります。「障がい」や「支援」という枠組みを超え、小さな勇気がいかにポジティブな生の力を生むかを改めて考えさせられる感動的な作品です。

監督・野口雄大氏の思い

本作のコンセプトは、作家である高橋歩氏の提案から生まれました。「障がいを抱える子どもたちと無人島に行くツアーを記録してほしい」という言葉から、野口監督は撮影への挑戦を決意しました。撮影の準備段階では、緊急の対応についての議論が行われ、医療現場での課題も多い中、新しい冒険の一歩を踏み出しました。監督は、無人島での撮影を通じて「障がい者」と「健常者」という区分を超え、人が生きる姿に向き合う貴重な時間を得ました。

撮影中に、少年が母に抱かれて海に入った瞬間に見せた笑顔は、映画のテーマである「光」とも表現され、監督のカメラにしっかりと記録されました。

視聴者の皆様へのメッセージ

野口監督は、「一人でも多くの方に、あの日の圧倒的な光を届けたい」と強い想いを持って本作を制作しました。視聴者がそれぞれの心の「Blue」に戻れるような体験を提供したいと考えています。

公式ホームページによると、クラウドファンディングを通じて資金を集め、その後劇場公開や配信を目指します。目標金額は200万円で、資金は撮影機材やポストプロダクション費用に充てられる予定です。

この映画は、監督にとって初のドキュメンタリー作品であり、彼の映画制作への情熱を感じることができます。過去のキャリアを通じて、多くのドラマや映画を手掛けてきた彼の今後の活動にも注目が集まります。

野口監督は、祖父の教えが映画制作の原点であるとし、祖父の人生を記録に残すことの大切さを語っています。このような思いが、『Return to My Blue』という作品へと繋がっているのです。

映画制作の背景

『Return to My Blue』は、障がいを持つ子どもたちとその家族の心の繋がりを表現するとともに、観る人に生きることの素晴らしさを伝えることが目的です。

この映画が広まり、多くの人の心に残る作品になることを願っています。ぜひ、クラウドファンディングの情報をチェックして、本作の応援をしてください。