OMデジタルソリューションズ株式会社が、長野県岡谷市に次世代光学レンズの製造拠点「OM光学プレシジョン 岡谷事業場」を開所しました。2025年11月4日の開所にあたるこの拠点は、国内で初めての光学レンズ製造施設として注目されています。拠点の役割は、少量多品種の製品に柔軟に対応できる生産機能を備えつつ、次世代のレンズ製造プロセスを検証するためのパイロットプラントの機能も持ち合わせています。
この新しい拠点により、OMデジタルソリューションズは、次世代レンズの機能と性能の実現に向けた生産技術の開発を進めることができます。光学技術の全体的な強化を図ることが目的です。また、施設外観の開所式も盛況のうちに行われ、OM光学プレシジョンビジネスユニット長の片田正和氏は、新たな製造拠点の開設に対し喜びのコメントを寄せました。
片田氏は、「80年にわたり長野で映像製品を生み出してきた歴史を受け継ぎ、地域に根ざした拠点として次世代の育成と地域産業の発展に貢献していく」と強調しています。さらに、世界最高水準のレンズ生産体制を確立し、長野から新たな価値を世界へと届けることを目指しています。このような取り組みは、OMデジタルソリューションズのミッションである「世界の人々の心豊かな生活の実現」に直結しています。
OMデジタルソリューションズ株式会社は、映像や音声を通じて新たな発見と感動をもたらす「OM SYSTEM」、長年の技術を活かし産業・学術分野向けのソリューションを展開する「OMイノテックス」、光学部品の供給とODM受託を担う「OM光学プレシジョン」の3つのビジネスユニットを中心に事業を展開しています。2020年10月の設立以来、オリンパス株式会社の映像事業を継承し、社会の様々な課題に挑戦し続けています。
また、OMデジタルソリューションズの公式サイトには、会社の詳細な情報や提供するサービスについても掲載されており、興味のある方はぜひ訪れてみてください。
新たに岡谷市に開設されたこの製造拠点は、今後の光学産業の発展において重要な役割を果たしていくことでしょう。地域に根ざした技術の継承と、次世代の育成を通じて、OMデジタルソリューションズは未来に向けたさらなる挑戦を続けていきます。