新たなAPI連携が企業のコミュニケーションを変える
AI CROSS株式会社が提供する法人向けメッセージ配信サービス「絶対リーチ!RCS」が、株式会社コラボスの統合CRMマーケティングシステム「GROWCE」とのAPI連携を開始しました。これにより、GROWCEを利用している企業は、CRM上に蓄積された顧客情報をそのまま活用し、SMS(ショートメッセージサービス)を一斉配信することが可能になります。この連携は、一手間かかっていた顧客リストの抽出やデータ登録を不要にし、郵送コストの大幅な削減とともに、高い到達率を実現します。
連携の背景
企業や自治体は商品案内やキャンペーン情報を伝えるために、電話や郵送でアプローチしていますが、これには多くの課題が存在します。たとえば、電話が繋がらなかったり、郵送コストが高額になるなどです。こうした理由から、顧客が自身のタイミングで情報を確認できるSMSへの期待が高まっています。
さらに、多くの企業はCRM、コールシステム、メールツールなど複数のツールを使い分けているため、顧客リストの管理やデータの入れ替えに時間と労力をかけなければなりません。この度のAPI連携により、これらのプロセスがシームレスに繋がり、業務の効率化とコスト削減が両立できるようになります。
連携による主な効果
1. 業務効率の最大化
これまで多くの企業は、CRMから顧客リストを手動で抽出し、別のSMS配信ツールに登録するという手間のかかる作業を行っていました。しかし、GROWCEに備わったAPI連携を利用することで、フォローアップ不要の一斉配信が実現し、担当者の工数を大幅に削減できます。
2. コスト削減効果
郵送では1通あたり約110円の費用がかかり、印刷および封入作業も必要です。これに対しSMS配信はコストを大幅に削減することができ、郵送による到達率を維持しつつ、スピーディかつエコな情報配信を可能にします。
3. 顧客接続率の向上
SMSの一般的な開封率は80〜90%と高く、重要な情報を確実に顧客に届けることができます。配信結果をGROWCE上で可視化することで、未達の顧客に対して電話フォローなどを行うことで、精度の高いマーケティングが実施できます。
今後の展望
AI CROSSは、これまでコラボス社のクラウド型CTI「COLLABOS PHONE」との連携を行ってきましたが、今回の「絶対リーチ!RCS」の連携は、その協業のさらなる拡大を目指した取り組みです。今後は、RCS(リッチコミュニケーションサービス)配信への対応も視野に入れており、双方向でリッチなコミュニケーション体験の実現を目指しています。
AI CROSSは、パートナー企業との連携を積極的に進め、企業と顧客をつなぐコミュニケーションの最適化やコスト構造の改革を推進していく方針です。
絶対リーチ!RCSとは
「絶対リーチ!RCS」は、従来のSMSの特性を活かしながらも、画像・動画・ボタンリンクなどのリッチコンテンツを配信できる次世代のメッセージサービスです。SMSとRCSを組み合わせることで、ユーザーへのメッセージ到達を実現します。高い開封率と双方向のコミュニケーションを通じて、企業のマーケティング施策や業務通知の効果を最大化する手助けを行います。
GROWCEとは
「GROWCE」は企業における顧客情報管理(CRM)システムにマーケティング機能を搭載した統合CRMマーケティングシステムであり、コールセンターCRMとしても利用できるだけでなく、収集した情報を活用した様々なアウトバウンド施策にも対応しています。これにより企業のマーケティング活動と売上向上に寄与しています。
今後の展開が楽しみなAI CROSSとコラボスの連携。ビジネスシーンにおいて、顧客と企業の距離を縮める企業の取り組みに期待が寄せられます。