新潟BBとKUNOの顔パス
2022-01-29 12:00:08

新潟アルビレックスBBとKUNOが開発した入場管理システムが登場

新潟県長岡市で、株式会社KUNOと新潟アルビレックスBBがタッグを組み、画期的な「顔パス 入場管理システム」の実運用を開始しました。これは、プロバスケットボールリーグB.LEAGUEの公式試合において、観客の入場管理をよりスムーズにするための新技術です。

このシステムの本実運用は、2022年2月5日から6日の公式試合、群馬クレインサンダース戦で行われました。シティホールプラザ アオーレ長岡を会場に、来場者の入場フローをスムーズに行うことを目指しています。

プロジェクトの背景


このシステムは、観客がハーフタイムにグッズ購入などで一時退場し、再入場する際の手続きを簡便にすることを目的としています。これにより、来場者の満足度を向上させ、イベント中の混雑を回避し、感染リスクを低減させることが期待されています。また、運営側にとっても人的コストの削減につながるメリットがあります。

企画・設計・開発を担当するKUNOは、AIと顔認証技術を活用しており、観客が事前に手続きを行うことなく、その場で顔写真を登録することで再入場が可能になります。この画期的なシステムは、2021年12月に行われた実証実験を経て、運用に向けた改善が進められてきました。

実証実験の成果


実証実験では、特に「半屋外・日没後の利用による光量の問題」、マスク着用時の登録・認証、そして一定の動員数に対する即時の登録・認証といった課題がクリアされており、段階的な開発が進んでいます。また、今回の運用開始では、実証実験で得たフィードバックを元に、設置導線の改善や登録・認証処理の精度向上にも取り組んでいます。

KUNOの取り組み


株式会社KUNOは、2014年に設立され、コンサルティングやシステムエンジニアリングサービスを提供している企業です。同社は、AI技術の研究と実用化に注力しており、今回のシステム開発では、すでに存在する顔認証のソリューションを評価・選定し、即時登録と処理機能のためのカスタマイズにリソースを集中させて開発コストの削減を実現しました。

KUNOは、独自のアルゴリズム開発を成功させるために必要な膨大なデータ収集の手間を省き、迅速なプロジェクトの進行を可能にしています。このような効率的なアプローチにより、高品質なシステムを短期間で提供することができました。

今後の展望


今後、この顔パス入場管理システムは、新潟アルビレックスBBの試合だけでなく、他のイベントや施設でも広く活用されることが期待されています。観客の利便性を向上させるこの技術が、全国のスポーツイベントにも新しい風を吹き込むでしょう。

新潟アルビレックスBBとKUNOの共同プロジェクトは、今後も技術とサービスの革新を追求し続け、観客のより快適な体験を提供していくとともに、プロスポーツ界における入場管理の新しいスタンダードを確立していくことでしょう。

会社情報

会社名
株式会社KUNO
住所
東京都港区芝大門2-1-13 芝大友ビル4F
電話番号
03-5425-2545

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