再生エネ洋上データセンター
2025-03-27 14:32:19

横浜市で再生可能エネルギー活用の洋上データセンター実験開始!

2023年3月27日、株式会社ユーラスエナジーホールディングス、日本郵船株式会社、株式会社NTTファシリティーズ、株式会社三菱UFJ銀行、横浜市は、災害対策用のミニフロートを活用したグリーンデータセンターに関する覚書を締結しました。このプロジェクトは、横浜市の大さん橋ふ頭に設置されたミニフロート(サイズ:縦25m×横80m)上で、太陽光発電や蓄電池を利用した再生可能エネルギー100%による運営を目指しています。実証実験は2025年秋を予定しており、洋上浮体型データセンターの実用化に向けた検証が行われます。

背景


デジタルトランスフォーメーション(DX)の進展により、データセンターへの需要が急増しています。これに応えるためには、電力の確保や温室効果ガスの排出削減が不可欠です。また、データセンターの立地は、災害時の利用も求められるため、柔軟な運用が可能な洋上データセンターの必要性が高まっています。

実験概要


ミニフロートには、コンテナ型のデータセンター、太陽光発電設備、蓄電池設備が設置されます。この実証実験の目的は、洋上での各設備の塩害耐性や稼働安定性を確認することです。成功すれば、世界初の「洋上浮体型グリーンデータセンター」として、カーボンニュートラル社会に貢献することが期待されます。それにより、環境負荷の低減とデジタルインフラの成長を両立させることが目指されています。

陸上との違い


洋上浮体型データセンターは、洋上風力発電を効果的に活用できるため、将来的にはデータセンターを風力発電所の近くに設置し、発電された電気を直接利用することが計画されています。これにより、陸上の電力システムに依存しない運営が可能になり、建設地や事業者の不足といった陸上の課題も解決が期待されています。

環境への貢献


この取り組みは、日本の広大な水域で再生可能エネルギーを効果的に活用し、デジタルインフラと地球環境の保全を両立させるモデルとなるでしょう。様々な企業と連携し、革新的な技術の開発を進めていくことによって、持続可能な社会の実現に寄与することを目指しています。

参加企業の紹介


  • - 株式会社ユーラスエナジーホールディングス: 30年以上の風力および太陽光発電事業の経験を持ち、国内における風力発電シェアNo.1。
  • - 日本郵船株式会社: 海運事業を核に世界最大級の物流網を運営し、脱炭素への取り組みに積極的です。
  • - 株式会社NTTファシリティーズ: 100年以上の通信ビル設計・構築の知識を生かし、データセンター技術の先駆者。
  • - 株式会社三菱UFJ銀行: 持続可能な環境社会の実現に向けて金融知見を生かし、新たな事業創造を目指しています。
  • - 横浜市: カーボンニュートラルポートの形成を視野に入れた取り組みを進めています。

このように、横浜市での全体的な取り組みは、未来のデジタル基盤の実現を目指す重要なプロジェクトとなっているのです。


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会社情報

会社名
株式会社ユーラスエナジーホールディングス
住所
東京都港区虎ノ門四丁目3番13号ヒューリック神谷町ビル7階
電話番号
03-5404-5300

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