LivMap、最優秀賞受賞の舞台裏
株式会社はんぽさきは、沖縄県名護市で開催された「TSUNAGU CITY 2025 in NAGO」というピッチコンテストにおいて、最優秀賞を受賞しました。この受賞は、同社の提案した「発災時の状況把握と迅速な意思決定」に関する取り組みが、55社から選ばれたという栄誉です。
受賞の背景と評価ポイント
同社が開発した共有地図アプリ「LivMap」は、普段使っているツールがそのまま災害時にも役立つという汎用性の高さが評価されました。災害時には、迅速な意思決定が求められますが、LivMapを用いることで複数の課題を一つのツールで解決できる可能性が示されています。特に、能登半島地震や台風10号など、実際の災害時に活用された実績がその信頼性を裏付けています。
そのほかにも、LivMapは安価に導入できる点も評価され、コスト効率の良さが災害対策における大きな強みとなっています。これを機に、株式会社はんぽさきは多くの自治体や企業との連携を図り、さらなる支援を行う計画です。
LivMapの機能と活用事例
LivMapは、被災地の状況をリアルタイムで把握し、迅速な意思決定を促進します。以下に主な機能を紹介します。
- - 写真の自動取り込み: 撮影した写真を位置情報と関連づけて登録でき、効率的に情報を管理できます。
- - 地図上でのステータス管理: 作業依頼や進捗状況(作業中、完了など)を地図上で一元管理でき、現場の状況を視覚的に把握可能です。
- - 対応内容の記録: 被災地の詳細や対応状況を地図上に記録し、さらに写真をアップロードして情報を集約できます。
- - 他地図アプリとの連携: LivMapはルート案内など、他の地図アプリとも連携できるため、使用の幅が広がります。
このような機能により、LivMapは災害時だけでなく、さまざまな業務に適用可能です。
他分野での活用可能性
LivMapは道路管理、除雪作業、消防活動、農業など、多様なフィールドで利用が広がっています。従来、高価な専用ツールが必要だった場面でも、LivMapを活用すればコスト削減が可能です。これは、多様な業務を一つのプラットフォームで処理できることを意味します。
ご紹介:サービス概要
共有地図アプリ「LivMap」は、デジタル地図を使ったフィールド業務のDXを実現するもので、必要な地図を持ち出し、現場の状況をリアルタイムに把握することを可能にします。
- - サービス開始日: 2024年6月25日
- - プラン: 無料版あり、有料版は月額680円〜(税込)
- - 公式サイト: LivMap公式サイト
受賞歴
LivMapは、名護市のコンテストを含むさまざまな受賞歴を持っています。
- - 最優秀賞: TSUNAGU CITY 2025 in NAGO
- - グランプリ: 一宮市スタートアッププログラム2023
- - 優秀賞: NEXCO中日本・第2回高速道路DXアイデアコンテスト
この受賞を通じて、災害対策やフィールド業務のDX推進に向けた展望が期待されています。
会社情報
株式会社はんぽさきは、地理情報の管理・共有に関連する課題を解決する企業です。
- - 設立: 2020年6月11日
- - 所在地: 東京都港区虎ノ門5-9-1 麻布台ヒルズガーデンプラザB 5F
- - 代表取締役: 小林俊仁
今後のLivMapの発展に注目が集まります。