ユースタイルラボラトリー、富山初の重度訪問介護サービスを開始

ユースタイルラボラトリー、富山で重度訪問介護サービスを開始

ユースタイルラボラトリー株式会社が、2025年5月より富山県初となる重度訪問介護サービス「ユースタイルケア富山重度訪問介護」の事業を始めます。この新サービスの設立背景には、地域における深刻な介護課題があり、特に重度の障害者を支えるためのニーズが高まっています。

障害者支援ニーズの高まり

富山県では、ケアマネジャーや相談支援専門員が実施したヒアリングによると、重度訪問介護サービスを提供する事業所は少なく、24時間体制でのケアに対応できる事業所も限られています。実際に、当社のサービス利用に関する問い合わせは、他地域と比較して約8倍も多く、サービスが必要ながらも適切に繋がれていないケースが相次いでいます。特に、富山市を除く周辺市町村では、利用事例がほとんどないことが明らかになっています。

さらに、重度訪問介護サービスの認知度が低いため「家族が介護するしかない」という認識が根強く残っており、福祉の意義を広めることが急務となっています。高齢者と共に暮らす家庭が増えていることや共働き率の高さが「介護離職」を引き起こす要因となり、専門的な長時間介護サービスのニーズを一層強めています。

ユースタイルケアの特長

「ユースタイルケア富山重度訪問介護」は、重度の肢体不自由や知的障害を抱える方々が、在宅で安心して生活できるよう、以下の特長を持っています。

- 全国最大規模の実績：当社は、国内での重度訪問介護サービスの提供実績が6,000人以上に及びます。
- 医療的ケアの資格を持つスタッフ：スタッフは、全国で約4,500人が医療的ケアの資格を取得しています。
- 広範なサービス網：全国に100カ所以上のフランチャイズ事業所を含むサービス提供体制を確立しています。
- 多様なサービス支援：介護保険や医療保険と併用可能であり、幅広いニーズに対応できます。
- 未成年者へのサービス提供：18歳未満の医療的ケアが必要な子どもたちの利用事例も増加しています。

重度訪問介護サービスの概要

重度訪問介護の対象者には、重度の肢体不自由・知的障害・精神障害を持つ人々があり、常時介護を要します。具体的には、介護職員が自宅を訪問し、入浴や食事、排泄といった生活全般にわたる援助を365日24時間提供します。また、痰の吸引や胃ろうなどの医療的ケアも行われています。

日本の障害者数は年々増加し、障害者の65歳以上の割合が半数を占めています。在宅で生活する障害者が95%を占めている中、正しい情報とサービスの提供が急務です。ユースタイルラボラトリーは、あらゆる人が必要なケアを受けられる社会を目指し、地域課題の解決に貢献することを約束します。

まとめ

「ユースタイルケア富山重度訪問介護」のサービスは、重度の障害を持つ方々にとって、新たな選択肢を提供し、これまでの生活を支える重要な一歩となるでしょう。地域の特性やニーズを踏まえた介護サービスの拡充は、今後の福祉業界においても大きな変化をもたらすと期待されています。詳細についての情報は、公式サイトをご覧ください。