稲とアガベが誇る新酒『廻(めぐる)』とは
男鹿市に基づく「稲とアガベ株式会社」が、このたび新たな日本酒『廻(めぐる)』を2025年7月22日からリリースするという朗報が舞い込みました。特に注目されるのは、2025年7月23日から29日まで、伊勢丹新宿店で行われる『ISETAN発酵WEEK』にて先行販売が行われる点です。さて、一体この『廻』はどのようなお酒なのでしょうか。
新しい試みとしての『廻』
『廻』は、日本酒製造の技術を基にしながら、関係会社が運営する「早苗饗(さなぶり)蒸留所」で生まれたクラフトジンのボタニカル残渣を主成分に、さらにワインやビールなどの要素を融合させた革新性に満ちた逸品です。一般的な日本酒の枠を超え、多様な酒類の特性を引き出す試みとして、今までにない特徴を持つお酒が誕生しました。
開発の背景とコンセプト
稲とアガベ株式会社は、創業以来、常に新しい味わいを追求してきました。2021年から始まったこの醸造所は、日本酒を基盤として新ジャンルの「クラフトサケ」への進化を目指しています。すべての酒造りのプロセスにおいて、「文化を分解し再構築する」ことを核心にしており、その努力の結果生まれたのが『廻』です。このお酒の完成は、酒の歴史に新たな一石を投じるものであると自負しております。
新作のラベルデザインには画家の杉山洋平氏が手がけ、男鹿の夕日と輪廻をテーマにした美しいイラストが描かれております。また、書道家の辻井樹氏による書も施されており、その力強い表現が酒の味わいを引き立てています。
サステナブル酒造りへの道
『廻』の名前には「サステナブルな酒造り」の理念が込められています。2月に男鹿に新しくオープンしたクラフトジン蒸留所「早苗饗」は、稲とアガベの酒粕を用いて新しいスピリッツを創造する場として機能しています。この蒸留所から生まれるボタニカル残渣と、その他のオリジナル原材料を組み合わせることで、唯一無二の『廻』へと昇華されました。
このような循環的な酒造りの哲学を持つ私たちは、「SANABURI構想」を掲げています。これは、廃棄されがちな食材に新たな価値を見出すことを目的としたもの。私たちの製品や副産物はお互いに循環し、無駄なく使用されることで、持続的な未来を目指しています。
販売情報と特徴
【ISETAN 発酵 WEEK】
- - 会期:2025年7月23日(水)~7月29日(火)
- - 会場:伊勢丹新宿店 本館地下1階 フードコレクション
- - URL:伊勢丹新宿店特設サイト
『廻(めぐる)』は価格3,850円(税込)、容量720mlで、甘味や酸味、苦味、渋みが絶妙に調和したユニークな味わいを楽しむことができます。この先行販売を機に、多くの方にその素晴らしさに触れていただければ幸いです。
最後に
稲とアガベの代表である岡住修兵氏は、新商品『廻(めぐる)』について、「今後の私たちの新たな定番酒を目指したものです。多くの方にこのお酒を楽しんでいただき、そこから男鹿に興味を持っていただければと願っています。」と語っており、地域活性化を目指す彼らの情熱が伝わってきます。
男鹿市の美しい自然と文化が融合した独特な風味をぜひ体験してみてください。