岩国メディカルサポート、介護事業の強化に向けて深田商店を買収

岩国メディカルサポート、介護事業の取り組みを拡大

有限会社岩国メディカルサポート（IMS）は、この度、株式会社深田商店を全株式譲渡により買収し、介護事業のさらなる強化に踏み切りました。2024年7月25日付で譲渡を受けた深田商店は、福岡県北九州市に本拠を置く企業であり、地域密着型の介護事業を展開しています。この動きは、IMSが掲げる「もっと自由に、もっとそばに」というミッションに基づき、地域の福祉ニーズに応えるための重要なステップとなります。

IMSの現状と多様なサービス

IMSは、山口県岩国市で介護事業、障害者事業、保育事業、医療事業を展開しています。特に、障害者支援の分野では、2019年よりテレワーク就労の機会創出に注力し、障害者雇用に悩む企業への人材紹介を行っています。その一環として、就労継続支援事業所「borderlesswork sky」を設立し、障害者が介護現場での補助作業やレクリエーションに参加する機会を提供し、両者のコミュニケーションを促進しています。これにより、介護スタッフは丁寧なケアが行える環境を整えつつ、利用者との円滑なやりとりが築かれています。

事業承継の意義

今回の株式譲渡は、深田商店の経営者の高齢化を背景に、事業のバトンをIMSへ渡すことが決定されました。深田商店の運営する介護サービスは、IMSの事業内容にマッチしているため、両社の協力によって、質の高い介護サービスを提供し続けることが期待されています。譲渡後、深田商店は新たに「インクルーケア株式会社」として新たなスタートを切りますが、全従業員の雇用を継続し、引き続き地域社会への貢献に努める方針です。

新社名に込めた想い

新社名「インクルーケア」は、包摂性とケアを融合させたもので、誰もが安心して利用できる環境を整えることが目標です。高齢化が進む地方都市においては、介護事業が社会インフラとしての役割を果たすことが求められており、地域に根差した提供体制の確立が不可欠です。また、現在の少子高齢化に伴う労働力不足を踏まえれば、インクルーシブデザインが企業の必要不可欠な経営戦略となるでしょう。IMSが山口県で培った成功事例を、今後は譲渡先のインクルーケアにも拡張し、地域全体の福祉向上に寄与することが期待されています。

深田商店のの業務概要

深田商店は1975年に設立され、「和が家」を展開し、地域に根差した介護事業を行ってきました。今回の買収は、双方のより良いサービス提供の可能性を広げるものであり、地域住民に向けた質の高い福祉サービスの提供を目指します。

新社名の下、地域社会との連携を強化し、さらなるサービス向上に向けて取り組んでいく意向です。